研究代表者
スコット ダグラス
Douglass SCOTT
人間科学部教授
本プロジェクトの概要と目的
本プロジェクトは、著者らが開発した携帯電話ベースのデータ収集ツールを使用し、アメリカ、日本、中国三カ国に於ける、若者の携帯電話使用について研究する。このデータ収集ツールは、ウエブブラウザー搭載の携帯電話ならば、いかなる機種でも回答可能なオンラインのアンケート調査を作製するものである。アンケートの回答記入が終了すると、データは我々のサーバーに保存され、いつでも分析できる状態となる。このプロジェクトでは以下3種類のテーマのデータを収集する。
- 三カ国の文化における携帯電話使用に関するユニークな基本データ。これらのデータは現在および将来の研究基盤となる不可欠なデータである。
- 携帯電話を使用する際の性別差異や、対人親密度などの要素についての異文化間比較。
- 現在、異文化背景における情報通信技術(ICT)使用に関する研究データはほとんど存在しない。我々が収集するデータは、ICTを活用した異文化コミュニケーションの改善に役立つ。
- この異文化間比較研究は、今後の研究プロジェクトの課題となりうる文化的差異を特定するのに役立つ。
研究構成員
- スコット ダグラス(早稲田大学人間科学学術院教授)
- Coursaris C.K.(ミシガン州立大学情報メディア学部准教授)
- 加藤 由樹(東京福祉大学講師)
- 加藤 尚吾(東京女子大学講師)
- 劉 松(早稲田大学人間科学学術院助手)
プロジェクト期間
2010年4月~2013年3月