Advanced Research Center for Human Sciences早稲田大学 人間総合研究センター

その他

環境科学概論の構築とその研究・教育プログラムに関する研究

f_miurashingo

研究代表者
三浦 慎悟
MIURA Shingo
人間科学部教授

教員情報

本プロジェクトの概要と目的

環境科学は人間活動と環境との相互作用系を解明し、持続可能な社会の在り方を定位する学際領域である。この研究では、人間と環境の相互作用系を自然科学と社会科学の両面から総合的に評価し、“環境科学概論”にふさわしい研究・教育プログラムを構築することを目的とする。このためには、自然科学系、および社会科学系、各分野における成果とその到達点、解明すべき課題を整理し、相互の関係性、結節点を明らかにし、環境科学の構造と役割を解明する必要がある。そこで以下のような研究テーマを設定し、共同的な研究を展開する。

  1. 環境科学における空間的スケールによる体系化の研究

    環境科学は居住地、地域、都市、地球、産業、農林業、境界などさまざまな空間としてとらえられ、そのスケールにおける固有の問題が存在する。この階層性に着目した体系化を試みる。

  2. 環境科学における時間的スケールによる体系化の研究

    環境科学は歴史学、考古学、民俗学、環境変遷論、文化発生論など人間活動の多彩な視点からさまざまな時間スケールによって解明されている。その分析視点と時間スケールとを総合して、体系化を試みる。

  3. 環境学における自然科学と社会科学のリンク論

    環境科学は、資源科学、環境管理論、システム科学、環境経済学など現状の分析と、課題解決に向けた時代の科学としての役割を負っている。ここでは、空間スケールを横軸、時間スケールを縦軸にし、相互の連携と総合化をはかる。

  4. 環境科学概論の提示と実践的教育プログラムの展開

    環境科学の体系化を試み、大学院生をおもな対象として、その教育プログラムを実験的に行い、教育プログラムの手法を検討し、評価する。

研究構成員

  • 三浦 慎悟(早稲田大学人間科学学術院教授)
  • 鳥越 皓之(早稲田大学人間科学学術院教授)
  • 森川 靖(早稲田大学人間科学学術院教授)
  • 天野 正博(早稲田大学人間科学学術院教授)
  • 谷川 章雄(早稲田大学人間科学学術院教授)
  • 井内 美郎(早稲田大学人間科学学術院教授)
  • 柏 雅之(早稲田大学人間科学学術院教授)
  • 余語 琢磨(早稲田大学人間科学学術院准教授)
  • 太田 俊二(早稲田大学人間科学学術院准教授)

プロジェクト期間

2010年4月~2013年3月

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