Advanced Research Center for Human Sciences早稲田大学 人間総合研究センター

その他

ストレスにおけるセロトニン神経の役割

f_yamanouchikorehito

研究代表者
山内 兄人
YAMANOUCHI Korehito
人間科学部教授

教員情報

本プロジェクトの概要と目的

セロトニンを神経伝達物質としてもつセロトニン神経が下位脳幹の縫線核群を中心に豊富に存在し、脳と脊髄のほとんどの部位に神経線維を送っている。そのような縫線核群のセロトニン神経は感覚、行動、内蔵機能を制御している。

セロトニン神経は人間を含むすべての哺乳類の行動に重要な役割を持っており、セロトニン神経系の障害は行動に異常をきたす。ヒトにおいては精神的な活動にも強く影響を持ち、うつ状態はセロトニン神経系の活動の低下が一つの原因と考えられている。ストレス状態に伴い脳内セロトニンが変動することも知られている。

ストレスは体内、脳内に多くの異常をきたすが、生殖機能にも多大な影響がある。運動過多によるストレスは排卵周期に異常を生じさせたり、妊娠時ストレスが性分化や学習能力に異常をきたしたりすることが知られている。本研究の目的はラットを用いて、ストレスが生殖や学習などにおける脳機能や性分化に影響を及ぼす神経機序について、セロトニン神経を中心として解明すること、ストレスに対する雌雄差を明らかにすることである。

研究構成員

  • 山内 兄人(早稲田大学人間科学学術院教授)
  • 榊原 伸一(早稲田大学人間科学学術院教授)
  • 鈴木 秀典(日本医科大学医学部教授)
  • 永野 昌俊(日本医科大学医学部講師)
  • 佐久間 康夫(日本医科大学大学院医学研究科教授)
  • 小澤 一史(日本医科大学大学院医学研究科教授)
  • 掛山 正心(東京大学医学系研究科助教)

プロジェクト期間

2010年4月~2013年3月

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/fhum/archs/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる