Advanced Research Center for Human Sciences早稲田大学 人間総合研究センター

その他

環境と生殖

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研究代表者
中村 正久
NAKAMURA Masahisa
教育学部教授

 

本プロジェクトの概要と目的

古来、生物は地球の環境と調和し且つ環境を利用しながらそれぞれの種を保存し維持してきた。今まで地球上の生物の頂点に立つ人類は環境と調和するどころか宅地、農地、工業化のために自然を破壊し多くの動物の棲息地を狭め奪い取ってきた。その結果、多くの動物において数の減少、絶滅、奇形の発生、或いは生殖能力の低下など多くの問題が顕在化している。特に生殖能力の低下にはストレスや疲労、内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン)、種々の化学物質など多くの要因が関わっていると考えられる。生殖能力の低下を引き起こす脳・性腺系への影響は個々の要因に起因するというよりもむしろ複数要因によって脳や性腺の発生、脳・性腺の連絡系、及び性行動などの異常が起きると思われ、早急に解決すべき問題である。

本研究は環境要因がどのように生殖能力の低下を引き起こすかを統合的な視野で究明し環境と調和させながら人類の繁栄のための知見を得ることを目的とする。具体的研究テーマは下記に示す。

  1. 自然化学物質ゲニステインの脳・生殖腺に対する影響
  2. 環境要因の性分化に対する影響
  3. 環境要因の性行動に対する影響
  4. 環境要因の造血系及び筋細胞系に対する影響

プロジェクト期間

2004年4月~2007年3月

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WASEDA University

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