- 研究代表者
- 正岡 寛司
- (1987年4月〜1998年3月)
- 大久保 孝治
- (1998年4月〜2994年3月)
本プロジェクトの概要と目的
人間の発達は多元的にとらえられねばならない。なぜなら人間の発達とは、身体的発達、心理的発達、社会的発達の相互連関過程だからである。同時に、人間の発達は複数の時間軸の中でとらえらねばならない。なぜなら人間の発達は個人時間だけでなく、社会時間(家族時間・産業時間)や歴史時間の中で生じる現象だからである。われわれはこうした課題に応えようとしている。
大学卒業生の追跡調査
の追跡調査である。対象は1991年から1993年の間に東京の或る有名私立大学を卒業した人々(卒業コーホート)である。調査の目的は彼らの職業経歴や家族経歴の形成過程を分析することである。最初の調査は彼らの在学中に行われ、現在、彼らは20代から30代への移行過程にある。調査は現在も継続中であるが、分析結果はニューズレターや報告書として公表されている。
キーワード
ライフコース(life course)、人間発達(human development)、移行(transition)、追跡調査(follow-up survey)、コーホート(cohort)
プロジェクト期間
1987年4月~2004年3月