2026年7月26日(日)に、小学校4年生~中学校3年生を対象とした夏休み特別ワークショップ「早稲田でつくる夢ノート」を開催いたしました。好評につき3年目となる今回も多くの申し込みをいただき、夏休み中の子どもたち約50名と保護者の方々で賑わいました。
トップアスリートに学ぶ「夢ノート」づくり
「夢ノート」とは、目標や感情をノートに書きだすことで自己分析を深め、成功や目標の実現につなげるメソッドです。近年では、大谷翔平選手や三苫薫選手らトップアスリートが、感情や具体的な目標を書き記し、目標を実現していることをご存じの方も多いのではないでしょうか。早稲田大学スポーツ科学学術院 堀野 博幸(ほりの ひろゆき)教授(専門:スポーツ心理学・コーチング科学)は、早くからこのノートに着目し、”ポジティブパワーを高め、夢の実現をひきよせる”「夢ノート」づくりのメソッドを、アスリートや子どもたちに伝えてきました。本ワークショップでは堀野教授をお迎えし、子どもたちと保護者の方々、早大生が一緒になり「夢ノート(夢マップ)」づくりに取り組みました。
早稲田スポーツミュージアム・早稲田アリーナの見学
ワークショップ前半は、グループごとに文化推進学生アドバイザーが早稲田スポーツミュージアムの展示内容を説明しました。早稲田大学でスポーツが盛んである理由や、スポーツが日本スポーツ界の発展に大きな役割を果たしたことなどを、わかりやすく説明していきます。参加者の皆様は展示物をじっくり見ながら、熱心に耳を傾けていました。

その後は早稲田アリーナへ移動。練習に励む体育各部の学生たちの様子を客席部分から見学しました。普段目にする機会が少ない練習の様子は迫力満点。夢にむかって努力を重ねる学生たちの姿に、これからとりくむ「夢ノート(夢マップ)」への期待も膨らみます。

「夢ノート」ワークショップ スタート!
後半は教室に移動して、おまちかねのワークショップがスタートです。
まずはウォーミングアップ。堀野先生の「普段使われておらず使っていない細胞を目覚めさせましょう!」という掛け声を皮切りに、さまざまな脳トレーニングを行いました。ペアになって行うものも多く、今日初めて出会った者同士、最初は少し緊張した様子でしたが、楽しいトレーニングの数々に教室中がだんだんと和やかな空気に包まれていきました。子どもたちはもちろん保護者も取り組み、笑いあり驚きありの時間となりました。


頭を柔らかくするためのワークに取り組みます。
その後休憩を挟み、いよいよ「夢マップ」の作成がスタートです。今年も「夢ノート」を作るために重要となる「夢マップ」の作成に取り組みます。「がんばったこと」「もっとがんばりたいこと」などに枝分かれした項目へ、頭に浮かんだことを書き込んでいきます。「これからがんばりたいこと」の枝の先には、“目標・夢”を書き込みます。最初は筆が止まってしまっていた子もいましたが、早大生スタッフもサポートに入りながら、自分の頭の中だけにぼんやりとある経験や実績、目標を、文字にして「夢マップ」に落とし込んでいきました。

自分のこれまでとこれからを見つめ、夢マップをつくっていきます。
最後に、堀野教授から二つの大切なポイントを教えていただきました。「目標設定は高すぎず低すぎず、最適なものにすること。いきなり高いジャンプを飛んだりハードルを飛び越えることができないのと同じです。頑張って達成できそうだと思える目標を立て、それを達成できたら、少しずつ目標や夢を高くしていくのです。もう一つは「夢マップ」は一度書いて終わりではなく、定期的に振り返り、それを習慣化して続けること。今回のワークショップで作成した「夢マップ」が一枚目となり、今後何枚も「夢マップ」が続いて生まれていくことでしょう。」

早大生もグループに入り、話をしながら取り組んでいます。
参加者の感想
子どもたちからは「夢マップの書き方がわかり、目標を整理することができた。来年も書きたい」「夢に向かってもっとがんばりたい」「今までの考え方から新しい考えが生まれ、とても良い時間になった」などの声が多くあがりました。夢への思いを新たにする子、今までの積み重ねを可視化できると知り驚いた子もいたようです。振り返りや習慣化の大切さを実感した子も多くいました。また、すでに競技のためのノートを作成しており、今回の内容をノートづくりに生かしたいという声もありました。
保護者からは、「このワークショップを機に、目標を立て実現に近づく力をつけてほしい」との期待や「頭の整理の仕方がとてもよくわかりました。実践してみたいと思います」という、子どもだけではなく自身のためにも参考になったとの感想が寄せられました。
子どもも大人も、参加者それぞれが自分の過去・現在を見つめ、未来に向かってポジティブな力を最大限に引き出すことができたのではないでしょうか。
おわりに
たくさんの方に「夢ノート」づくりのメソッドを知っていただくために、ワークショップと連動して、2026年9月1日(火)までの期間中、早稲田スポーツミュージアムでは、特別展示「早稲田でつくる夢ノート」を開催しています。堀野教授監修の映像やパネル、早大漕艇部部員が目標設定や振り返りのために記している実際の「夢ノート」が展示されています。入場は無料で、休館日(8月3日~8月16日、8月19日、8月26日)をのぞき、どなたでも見学可能です。「夢マップ」のシートも配布しております。
ぜひこの機会に早稲田スポーツミュージアムへ足をお運びいただき、「夢ノート」づくりのメソッドに触れてみてください。ともに夢に向かって歩みを進めていきましょう!








