高等研究所 訪問研究員 セミナー:
イスタンブール工科大学 ジラルデッリ青木美由紀 准教授補 Workshop「1900年、日本美術史のはじまり―Histoire de l’art du Japonと稿本日本帝国美術略史 」(2/3)
講演者 / Speaker
講演者:
ジラルデッリ青木美由紀(じらるでっり あおき みゆき)
美術史家、イスタンブル工科大学建築学部准教授補。 文学博士。
MIT訪問学者、ドイツ美術史学研究所(フィレンツェ)訪問学者、国際日本文化研究センター外国人研究員。
専門はオスマン建築史、美術史。関心は、東西の文化的遭遇・受容、ヒト・モノの移動とそれにともなう変化。国家的あるいは個人の経験にもとづく美術史言説の形成。非西洋諸国の近代の視覚芸術。最近は、オスマン帝国とアジアのムスリムにも興味がある。
著書『明治の建築家 伊東忠太 オスマン帝国をゆく』(2015年、ウェッジ、紀伊国屋じんぶん大賞第六位)、編著『オスマンの宮殿に吹く日本の風』(トルコ国立宮殿局、2013年)、『オスマン帝国とジャポニスム/日本趣味』(思文閣出版、刊行予定)
展覧会キュレーション「イスタンブルの三人の日本人:山田寅次郎・伊東忠太・大谷光瑞」(イスタンブル研究所、イスタンブル)、「オスマンの宮殿に吹く日本の風」(ドルマバフチェ宮殿美術ギャラリー)。
NHK BS「世界遺産 時を刻む」、BS日本テレビ「中谷美紀トルコ紀行」の案内役など、テレビ出演でも活躍中。
司会:山本 聡美(早稲田大学高等研究所 副所長/文学学術院 教授)
主 旨 / Outline
万国博覧会(1900年パリ万博)に際して刊行されたHistoire de l’art du Japonは、その後『稿本日本帝国美術略史』として日本語版も刊行され、近代的学問としての日本美術史学の礎となった。
早大図書館には両者が所蔵されており、仏語版・日本語版を比較しつつ、その意義を考えるワークショップを実施する。
日 時 / Date & Time
2023年2月3日(金)10:30~12:00
会 場 / Venue
会場:早稲田大学戸山キャンパス 39号館 2階 美術史実習室
参加方法:対面にて実施、参加は自由ですので、当日会場に直接お越しください。
言 語 / Language
日本語
対 象 / Prospected Audience
大学院生・研究者・教員
主 催 / Organizer
早稲田大学 高等研究所
共 催 / Co-Organizer
早稲田大学美術史学会