高等研究所セミナーシリーズ【研究エリア〈新しい世界史像の可能性〉】
~中近世キリスト教世界の多元性とグローバル・ヒストリーへの視角⑩~
「中世西地中海地域における知とモノの相互交流~イスラーム研究、西洋史研究双方の視座から~」
講演者 | 野口 舞子(御茶の水女子大・大学院博士課程) 高橋 謙公(早稲田大学・大学院博士課程) |
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日 時 | 2015年1月10日(土)14:00~17:30 |
会 場 | 早稲田大学戸山キャンパス39号館6階第7会議室 |
主 旨 | イスラーム、キリスト教、そしてユダヤ教という三つの宗教共同体が中世地中海を活動の場としていたことは広く知られている。しかし伝統的に研究者の視点は東方あるいはイベリア半島に向けられており、北アフリカをも構成単位に含む地中海西部が広域的な交流(対立含む)の枠組みに設定されることは稀だった。本シンポジウムでは中世中期の西地中海を研究対象とする東洋史、西洋史双方の若手研究者が報告を行い、この研究状況の打破を図ることとする。 |
プログラム | 14:00 開会・趣旨説明 甚野尚志 (早稲田大学 文学学術院教授) 14:15 報告(1) 野口 舞子 「ムラービト朝期マグリブ・アンダルスのイスラーム知識人」 15:00 質疑と討論 15:45 (休 憩) 16:00 報告(2) 高橋 謙公 「中世後期シチリア王国の地中海政策~13世紀の港湾管理Mag. Portulanus・Procuratorを中心に~」 16:45 質疑と討論 17:30 閉会 |
主 催 | 早稲田大学高等研究所 |
共 催 | 早稲田大学総合人文科学センター:研究部門「ヨーロッパ基層文化の学際的研究」、「教会と社会」研究会-中近世のヨーロッパー |
申込み | 事前のお申込みは不要です。直接会場にお越しください。 |
ポスター | こちらをご参照ください |