高等研究所セミナーシリーズ【政治・経済・法の計量分析】
Waseda Organizational and Financial Economics Seminar
Staggered Boards and Private Benefits of Control
講演者 | Oguzhan Karakas (Assistant Professor, Carroll School of Management, Boston College, U.S.A.) 講演者のプロフィールはこちら |
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日 時 | 2014年11月17日(月) 13:00~14:30 |
会 場 | 早稲田大学 早稲田キャンパス11号館11階 1112号室 |
主 旨 | 本研究は、スタッガード・ボード(期差任期取締役制度)と私的便益の関係を分析する。ここでは、Kalay, Karakas and Pant (2014)に基づいて、オプション価格から推定される支配権の価値を、私的便益の大きさの代理変数とする。まず、取締役の期差選任の程度が弱まるのに合わせて私的便益の大きさが低下する点が明らかにされている。さらに、株式市場が私的便益の変化に反応することも示される。以上の結果は、取締役の期差選任の程度が弱まることは、エントレンチメントの程度を低下させることを通じて株主価値を高めることを示唆している。 |
プログラム | 13:00 開会の挨拶(宮島英昭) 13:05 講演 14:05 質疑応答 14:25 閉会の挨拶(宮島英昭) |
対 象 | 学部生・大学院生・研究者・教職員 等 |
主 催 | 早稲田大学産業経営研究所 早稲田大学高等研究所 |
申込み | 事前申し込み不要です。直接会場にお越しください。 |