高等研究所セミナーシリーズ【政治・経済・法の計量分析】
Waseda Organizational and Financial Economics Seminar
企業の統治構造についての対話
登壇者 | 報告者: 小川亮(早稲田大学 商学研究科 博士課程) 吉田賢一(早稲田大学 商学研究科 博士課程)コメンテーター: 酒向真理(Professor, Said Business School, University of Oxford, U.K.) コメンテーターのプロフィールはこちら |
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日 時 | 2014年10月27日(月) 12:50~14:30 |
会 場 | 早稲田大学 早稲田キャンパス11号館11階 1112号室 |
主 旨 | 【小川】今年2月に金融庁が公表した日本版スチュワードシップ・コードは、投資家が企業との対話を通じて企業の持続的成長を促すことを推奨している。現在投資家が企業との対話を進める上で障害となっている定時株主総会の集中開催について、その決定要因を実証的に検証する。 【吉田】東洋経済新報社が提供するCSRスコアを用いて、消費財の情報特性がCSR活動の実施に与える影響の分析を行う。本研究では、CSR活動を企業のレピュテーションを向上させる投資と考えた。その前提のもと、消費者が財の品質を認識しにくい企業ほど、より積極的にCSR活動を行うと推測した。分析の結果からは、企業と消費者との間の情報の非対称性が相対的に大きい「経験財」、特に「耐久性を持つタイプの経験財」を供給する企業がよりCSR活動に積極的であることが確認された。 |
プログラム | 12:50 報告 小川:The Changing of the Role of Annual Shareholder Meetings in Japan 13:05 報告 吉田:消費財の情報特性がCSR活動に与える影響の分析 13:20 コメント 14:30 閉会 |
対 象 | 学部生・大学院生・研究者・教職員 等 |
主 催 | 早稲田大学産業経営研究所 早稲田大学高等研究所 |
申込み | 事前申し込み不要です。直接会場にお越しください。 |