高等研究所セミナーシリーズ【研究エリア<比較文明史>】
第１１回シンポジウム～中近世キリスト教世界の多元性とグローバル・ヒストリーへの視角①～
『コミュニティと相互交流－中世地中海世界の東西の事例から－』
| 講演者 Speaker |
黒田祐我 （日本学術振興会特別研究員 上智大学） 菅原裕文 （早稲田大学非常勤講師） |
|---|---|
| 司 会 Moderator |
甚野尚志 （早稲田大学文学学術院教授） |
| 日 時 Date & Time |
2013年10月19日（土）14:00～17:30 |
| 会 場 Venue |
早稲田大学 戸山キャンパス39号館第7会議室 |
| 主 旨 Outline |
東欧では民族主義がこれまで隆盛を極め、現在のＥＵ圏では地域主義が台頭をみせている。このような現代の状況を反映して、西洋中世研究でも、中世に存在したコミュニティ同士の文化変容の実態を真正面から取り扱うことが困難な状況にある。本企画では、中世スペイン史を専門とする黒田がイベリア半島を含む西地中海文化圏で信仰と文化・文明を越境して濃密に展開された相互交流の研究の現況を論じ、ビザンティン美術史を専門とする菅原が、これまで相互の影響を議論されてこなかったマケドニアの聖堂壁画におけるモチーフの「借用」の問題や「画家サークル」の実態を扱う。 |
| プログラム Schedule |
14：00主旨説明 14：15講演 黒田祐我 （日本学術振興会特別研究員 上智大学） 「透過性のある境界―ひとつのコミュニティとしての中世西地中海圏―」 プロフィールはこちら  15：45休憩 16：00講演 菅原裕文 （早稲田大学非常勤講師） 「学び合う画家たち―マケドニア南西部のビザンティン聖堂群におけるイメージの借用―」 プロフィールはこちら 17：30閉会 |
| 対 象 Prospected Audience |
研究者・大学院生・学生・一般 |
| 主 催 Organizer |
早稲田大学高等研究所 |
| 共 催 Co-organizer |
科学研究費助成事業 基盤研究（A)「中近世キリスト教世界の多元性とグローバル・ヒストリーへの視角」 「教会と社会」研究会 |
| 申込み Registration |
事前申し込み不要です。直接会場にお越しください。 |
