高等研究所セミナーシリーズ
【グローバル・ヒストリー研究の新たな視角】オンラインシンポジウム
「知・権力・ナショナリズム」(12/17)※オンデマンド事前配信12/10~12/17
趣旨
B・アンダーソンの『想像の共同体』以降、ナショナリズム・スタディーズの構築主義学説において主たる関心の的になったのが、学知と権力がどのようにナショナリズムの形成と構造的に結びついているかである。アンダーソンはその際、出版資本主義が媒介となっていたことを論証した。だが、国民形成には地域的偏差がみられることは明らかで、実際にそうした差異を意識した実証研究/地域研究がこの20数年間蓄積を増してきた。ここで注目しなければならないのは、帝国論、人種資本主義、ナショナル・インディファレンスなどの新しい研究潮流の出現である。この事態は、構築主義の従来の叙述にどのような補足・修正を迫るだろうか。本シンポジウムは本件を総合的に検証する場となろう。
報告者
八谷 舞(亜細亜大学法学部 講師)
トリニティ・カレッジ・ダブリン 歴史学・人文学研究科博士課程修了。
Ph.D.(History)
専門は近現代アイルランド史。
丸山 雄生 (東海大学文化社会学部 准教授)
一橋大学大学院博士課程修了。 博士(社会学)
専門はアメリカ史。
コメンテーター・司会
コメンテーター
松原宏之(立教大学文学部 教授)
小田原琳(東京外国語大学大学院総合国際学研究院 准教授)
司会
中澤 達哉(早稲田大学文学学術院 教授)
日 時
◆オンデマンド事前配信
2022年12月10日(土)~12月17日(土)
◆リアルタイムオンライン配信
2022年12月17日(土)16:00~18:00
会 場
Zoom開催・オンデマンド事前配信あり
プログラム
◆12月10日(土)~17日(土)オンデマンド事前配信 報告:八谷舞(亜細亜大学) 丸山雄生(東海大学)
◆12月17日(土)リアルタイムオンライン
16:00~16:10 趣旨説明・注意事項
16:10~16:25 コメント1: 松原宏之(立教大学文学部 教授)
16:25~16:40 コメント2:小田原琳(東京外国語大学大学院総合国際学研究院 准教授)
16:40~16:55 リプライ
16:55~17:10 視聴者へのリプライ
17:10~18:00 総合討論
対 象
大学教員、院生、学部生
主 催
早稲田大学 高等研究所
共催
早稲田大学ナショナリズム・エスニシティ研究所 (WINE)
申込み
事前登録が必要です。以下URLよりご登録をお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfZH90NCexX6dV3oBG4e2znqQO8HIUJlZMdxfSw52J77L2jnw/viewform