「英国のネット・ゼロ戦略とそれに関連した研究開発動向」(9月6日)
講演概要
英国政府は2021年秋のグラスゴーでのCOP26を前に、同年10月“ネット・ゼロ戦略 – Net Zero Strategy: Build Back Greener”を発表した。この中ではすでに前年に発表した「グリーン産業革命」の10項目の課題(洋上風力発電、クリーン水素、原子力など)を中心に、2050年までにネット・ゼロの目標を達成するために、英国経済のすべてのセクターを脱炭素化する具体的な方針と提案を示している。英国の政策の特徴は、世界でもいち早く戦略を決定してそれを実行に移していく姿勢が明確なことである。本講演ではその背景と実施状況、さらには関連した研究開発動向や今後の展望などを概説する。
登壇者
小林直人 (日本学術振興会ロンドン研究連絡センター長、早稲田大学参与・名誉教授)
略歴:
1973年 京都大学理学部物理系卒業
1978年 京都大学工学研究科博士課程修了・工学博士
1978年 通商産業省工業技術院 電子技術総合研究所
2001年 独立行政法人 産業技術総合研究所
2009年 早稲田大学教授(研究戦略センター/研究院/理工学術院)
2020年 早稲田大学参与・名誉教授
2021年 日本学術振興会ロンドン研究連絡センター長
東京都出身 1950年生
専門分野:物理学・応用物理学(量子光学、半導体材料、量子ビーム工学)、研究戦略・評価
日時
2022年9月6日(火)16:00 – 17:30
会場
オンライン形式
開催言語
日本語
対象者
大学院生・教職員・一般
主催
早稲田大学先端社会科学研究所
共催
早稲田大学高等研究所
早稲田大学スマート社会技術融合研究機構
早稲田大学環境経済・経営研究所
申込方法
参加をご希望の方は、<事前登録フォーム>からご登録ください
*事前登録締切 9月5日