大学史資料センター職員 八鍬 麻衣(やくわ まい)
大学史資料センターの八鍬です。大学史資料センターは、大学関係資料の収集・整理・公開を通じて、歴史情報を発信する機関です。
皆さんは、大隈記念室を訪れたことはありますか?1925年に建てられ、東京都選定歴史的建造物にも指定されている會津八一記念博物館内にある展 示室です。大隈重信の遺品や資料を通して、早稲田大学との関わりやその生涯を知ることができます。入場無料で常設展示していますので、授業の合間に立ち 寄ってみてください。
同館内の企画展示室では、定期的に企画展を実施しています。3月~4月には、今年が戦後70年に当たることから「学徒たちの戦場―戦後七〇年―」 を開催しました。戦時下の学徒たちやその家族の“声”を、寄贈いただいた貴重な資料を通して多くの方に届けることができました。現在は、大隈記念タワー 10階で新収資料展を開催しています。ぜひ足を運んでみてください。
また、大学史資料センターでは、常時、大学の歴史に関するレファレンスにお応えしています。どんなささいなことでも構いません。その好奇心をぶつけてみてください。歴史を知ることは、今を知ることであり、皆さんが未来の社会を生きていくことにつながります。
大学史資料センターが、早稲田大学のアーカイブズとして文書・記録を未来へ伝えながら、学生の皆さんにも活用してもらえるよう、これからも情報発信していきたいと思います。

▲大隈重信にまつわる歴史的な資料や遺品を通して、早稲田大学創立の理念に触れることができます(會津八一記念博物館内大隈記念室)
事務所/レファレンスルーム:東伏見キャンパス 東伏見STEP22 5階
大隈記念室:早稲田キャンパス2号館 會津八一記念博物館1階