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性感染症の知識が全くないので、基本的なことを教えてください

【今週の相談】

性感染症の知識が全くないので、基本的なことを教えてください
(文化構想学部3年 男性)

ww1339_杜の相談室_北畠さん顔写真保健センター 西早稲田分室
保健師  北畠 亮子 (きたばたけ りょうこ)

一般的に、性感染症の相談はプライバシーに関わる問題を含むので、親や友人、先生などへオープンにできないことがあるのではないでしょうか。また、イン ターネットなどを通して、性感染症に関する情報は入手できるものの、その情報の中から正しい情報を選択することは難しいのではないかと思います。

性感染症とは、「性的接触によって感染する病気」といわれ、性交だけではなく性的な接触で感染する全てが含まれます。主に、性器クラミジア感染症、性器ヘ ルペスウイルス感染症、梅毒、淋菌(りんきん)感染症、尖圭(せんけい)コンジローマ、HIV感染症/エイズなどがあります。

厚生労働省の2012年度「感染症発生動向調査」によると、10代、20代でのHIV感染症/エイズや、性器クラミジア感染症が増加傾向にあると報告されています。

これらの性感染症は、自覚症状がほとんどないことも多く、本人が感染していることに気付かずにパートナー感染してしまうことが、まん延している一つの要因 として考えられています。また、性感染症が原因で不妊症になったり、生涯にわたる治療が必要となる場合もあることを知ってほしいと思います。感染を防ぐた めの現実的な方法として、コンドームの使用をお勧めしています。

性感染症を予防するためには、自分を大切にできることや、相手を思いやることが基本にあり、正しい知識を持って行動に生かすことが大切です。

もしかして?性感染症にかかっていたらどうしたらいいの

□男性は泌尿器科、女性は婦人科などの医療機関へ早めに受診しましょう (血液や尿、分泌物などの検査で調べることができます)
□感染が分かった時点でパートナーと一緒に治療しましょう
□HIV感染症の検査や相談は、保健所で匿名・無料で行っています
□性の健康医学財団では、メールによる「性の健康相談」を行っています

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