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パソコンなどの画面をずっと見つめながら作業をしているとひどい疲れ目に悩まされることがあります。

【今週の相談】

パソコンなどの画面をずっと見つめながら作業をしているとひどい疲れ目に悩まされることがあります。
(法学部2年 男性)


P4_杜の相談室_後藤先生顔写真教職員健康管理室 保健師 後藤 麻奈
(ごとう あさな)

今年も残すところ2週間ほどとなり、レポート作成や試験勉強でパソコンなど情報端末を使う作業、いわゆるVDT(Visual Display Terminal) 作業が増える時期だと思います。今回、VDT作業による目の疲れなどの原因と対処法についてご説明します。

「目の 疲れ、かすみ、ドライアイ」の原因は、長時間画面を注視すること、書類と画面を繰り返し交互に見ることなどが挙げられます。モニター画面を見続けると、ま ばたきの回数が通常の約4分の1に減り、涙の分泌量が低下して角膜が乾燥した状態になります。連続したVDT作業は1時間までとし、次の作業まで10分間 の小休止を取りましょう。

小休止中には症状にあった対策を行います。乾燥感の強い疲れ目は、血行不良のサインです。蒸しタオルを1 ~2分間、目の上に乗せて温めます。就寝前に行うのも効果的です。充血した目は炎症を起こしている可能性があります。冷やしたタオルで「冷パック」し、充 血が続けば眼科を受診しましょう。また、1点を見続けることで毛様体(もうようたい)というピント調節する部位が疲れている場合があります。これには目の 体操が効果的。目をギュッと閉じてパッと開く。近くのものを10 ~20秒見つめ、次に遠くのものに目を移して5分ほど眺める。これを2 ~3セット繰り返します。同時に首や肩腰のストレッチを行うと全身の血行改善にもなります。ぜひ試してみてください。

疲れ目予防の環境つくり

□エアコンの風に直接当たらない
□加湿器を利用する(湿度は50%前後が目安)
□作業中、積極的にまばたきをする
□部屋は十分に明るくし、目線は下に向くよう、画面の角度調整を行う
□画面近くに書類を置き、視線の移動距離を最小限にする
□コンタクトレンズの使用時間を短くし、眼鏡と併用する

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