アクション映画さながらの武道
公認サークル「早稲田大学躰道会」
副幹事長
先進理工学部 2年 濱田 雅史(はまだ・まさし)
皆さんは「躰道(たいどう)」という武道を知っていますか? おそらく、ほとんどの人が耳にしたこともないでしょう。もちろん私も大学に入るまではそうでした。そこで初めに、躰道について少しご説明します。
躰道は簡単に言うと、体操と空手の要素を組み合わせたような武道です。体操では、側転やバク転、バク宙などの技をよく見ますよね? そういった体操の要素と、空手の「突き」や「蹴り」の要素が組み合わさったものだと考えてください。突きや蹴りといった武道的な一面を持ちつつ、体操的な動きも織り交ぜる。これが躰道です。
躰道の説明を聞くと、まるでアクション映画みたいだと思いませんか? それもそのはず、躰道の競技の一つに「展開」と呼ばれる演武があります。これは一人の主役が5人の敵を倒していくという演武です。つまり、アクションのワンシーンを実際に自分が演じることができるのです!
躰道のもう一つの魅力として、バク転やバク宙が跳べるようになることがあります。皆さんはバク転やバク宙について、「あんなの身体能力が高くないと跳べないよ」と思っていることでしょう。しかし実際に練習してみると、必要な筋肉を鍛えるだけで跳べてしまうことが分かります。あとは反復練習していくことで恐怖心を克服し、感覚を体に染み込ませれば完成です。もちろん最初は私たちが補助をしますので、けがなく安全に練習することができます。
多くの人はこれらの魅力に引かれ、躰道を始めます。しかし、早稲田大学躰道会では、武道の礼儀やサークル運営など学ぶことが多く、最初はみんな困惑します。ですが、これらは将来必ず役に立つことばかりで、社会人に必要なスキルでもあります。このようなスキルが身に付けられたのは、このサークルに入って良かったことだと私は思います。
カッコいいことができて、なおかつ礼儀や運営についても学べるサークルです。大学で何か新しいことを始めてみようと思った方、ぜひ一度練習に足を運んでみてください!
◆サークル名:早稲田大学躰道会
◆団体区分:同好会
◆サークル創立年:2002年
◆ジャンル:武道
◆サークル活動日時:毎週月・水曜日 18:30〜21:00 土・日曜日 9:00〜12:00
◆構成人数:30人
◆活動場所:新宿区内の中学校など
◆Webサイト:https://wtaido.wordpress.com/