実際に目にすることで建築物の魅力を最大限に感じる
公認サークル「Perspective研究会」

先輩の説明を聞きながら建築物を見学しています(沖縄県立博物館・美術館にて)
前幹事長
創造理工学部 4年 堀井 柊我(ほりい・しゅうが)
Perspective研究会は、建築物を見学するサークルです。月に1回、見学会という形で、東京・神奈川・埼玉・千葉など関東圏を中心に、有名建築家によって設計された作品や、各メンバーが興味を持った建築物などを見学しています。また、年に2回、春休みと夏休みには、地方にある建築物の見学を目的とした合宿を行っています。2016年は春に沖縄、夏に東北(山形・秋田・青森・岩手・宮城)に行きました。今年の春は北九州を訪れ、目下のところ夏の合宿に向けた準備を進めています。
見学会に関しては、自由参加方式を採用しており、各自のスケジュールに合わせて無理なく参加できます。毎月異なる建築物を見学するようにしているので、自分の気になっている建築家の作品や、授業の設計課題のテーマとなっている作品など、興味や必要性に応じて参加しているメンバーも多いです。
個人ではなかなか見学許可を得るのが難しいところも、団体であれば見学できる場合もありますし、アクセスが悪い場所へは貸し切りバスなどを利用することで簡単に行くこともできます。写真や雑誌で見るのと実際に見るのでは大違いで、建築物を実際に見ることでその魅力をより深く理解することができると思っています。

2016年夏合宿では石山修武先生(早大名誉教授)が設計したリアス・アーク美術館(宮城県気仙沼市)も見学
見学をする際には、知識の豊富な3年生がその建築に関する資料を用意し、説明を行います。説明を聞きながら見学することで、その建築物がどのような思想の上で設計されているのか、どのようなデザインが取り込まれているのかなど、さまざまな知識を身に付けることができます。また、見学会では建築物の写真を撮ったり、持参したノートにスケッチを行うメンバーが多くいます。これは創造理工学部建築学科に所属するメンバーが授業の中で課されている設計課題の参考作品として使うためです。そのため見学時間は各建築物につき1~2時間程度と、じっくり見学できるように設定しています。
また、他大学の学生との交流や情報交換も積極的に行っており、交流を通じて建築に関する知識などを得ることもできます。
- 写真撮影やスケッチ
- 歩いての移動が基本
Perspective研究会では、見学先に向かう際の移動は徒歩が基本です。そのため、「歩きサークル」と呼ばれるほどで、とにかくよく歩きます。少し疲れますが、移動中に先輩たちの話を聞くことができたり、その建築物に向かうまでの周辺の街を歩くことで、新たな発見をすることもよくあります。

2016年春合宿で行った沖縄県では、象設計集団が設計した名護市庁舎などを見学
建築学科の学生はもちろん、他学部・学科の学生も大歓迎です。ぜひ一度見学会に遊びに来てください!

2015年の夏合宿では、長野で藤森照信氏の設計した神長官守矢史料館などを見学
◆サークル名:Perspective研究会
◆団体区分:学術院承認サークル
◆サークル創設年:1974年
◆ジャンル:コミュニケーション
◆構成人数:40人程度(男女比2:1)
◆活動場所:都内近郊(見学する建築物による)