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~ボリビアから早稲田へ~国境を越えた学びと異文化コミュニティーでの挑戦

岡山県倉敷市に旅行した時の一枚

早稲田から世界へ、世界から早稲田へ。留学を通じて感じたことや、学んだこと、文化の違いで気付いたことなどをリポートする「スタディー・アブロード」。今回は、ボリビアから早稲田へ留学している西澤さんの体験を紹介します。

文化の違いや人との距離感 日本と向き合い成長する日々

国際教養学部 4年 西澤(クリアレス)マリアナ 美月(にしざわ・くりあれす・まりあな・みづき)

私は日本とボリビアのハーフの日系三世で、18歳までボリビアで育ちました。家族が海外旅行好きのためか、異文化や違う価値観に興味がある子どもでした。中学生の時に日本へ留学したことがあるのですが、クラスメートとうまくコミュニケーションを取ることができなかったので、日本の大学に進学することを決意。自分なりにもう一度日本に向き合ってみたかったからです。

ボリビアで撮影した友人たちとの写真。左端が筆者

選んだのは、早稲田大学国際教養学部で、国際的な環境でありながら、日本文化もしっかり学べると感じました。私は、留学では「どの国に行くか」だけではなく、「その国のどんな環境で生活するか」がとても大切だと思っています。

また、早稲田大学を調べていた時、国際学生寮WISH(以下、WISH)のYouTube動画を見つけました。寮生が寮生活や大学生活を紹介していて、とても温かくて入りやすそうな雰囲気でした。「ここに住みたい」と思うようになったのも、早稲田を選んだ理由の一つです。

入学以来、早稲田大学やWISHではたくさんの大切な友達ができました。WISHには1年生から入寮し、3年生からはRA(レジデント・アシスタント)を担当。ビーチイベントやクリスマス、スポーツイベントなどの企画・運営を担当してきました。現在はイベント部署にも所属し、全体のイベントが円滑に進行するようサポートしたり、寮生の参加率を向上させるための施策を考えたりしています。また、日常的にも寮生と積極的にコミュニケーションをとり、悩みに寄り添うことを心掛けました。このように、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちとコミュニティーづくりに関わることで、自身の成長につながったと思います。

写真左:2025年4月に中野四季の森公園で行ったWISHのお花見イベントにて。左端が筆者
写真右:2025年10月にWISHで開催したハロウィーンイベント。右から5人目のネズミの仮装をしているのが筆者

早稲田で受けた授業で一番印象深いのは、「Pacific Perspectives on Empire, War, and Globalization」(2023年度国際教養学部設置科目)です。それまであまり知らなかったサモアやパラオを中心とした、ミクロネシア、メラネシア、ポリネシア地域の歴史を学ぶことができました。ただ教科書をなぞるだけではなく、人々の記憶や経験を通して歴史を理解し、現代社会とどのようにつながっているのかも考えさせられる授業です。

盆踊りの授業「Bon Dance」も受講。一緒に受講した友人たちと。左から2番目が筆者

勉強だけでなく人としても、大学生活を通してたくさんのことを学びました。日本語の細かいニュアンスや敬語の使い方、時間を守ることや相手の時間を大切にすることの重要さ、また、家族と離れて暮らしたことで、一人で健康的な生活を維持する「自立」も身に付けられました。

将来の夢は、早稲田での学びを通じて見出した、自分が本当に情熱を持てる分野であるデザインやアートで活躍することです。卒業後は、ファッション関連の仕事に就くか、あるいはヨーロッパへ留学してファッションビジネスやVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)(※)の研究を深めたいと考えています。周りの意見に流されることなく、自らの軸を持って一生懸命頑張りたいです。

※ 店舗のレイアウトやディスプレイに視覚的な工夫を加えることで、消費者の購買意欲を高めるマーケティング

私のふるさとボリビアは、さまざまな言語や文化、サブカルチャー、とても面白い歴史がある国であること、また、ボリビアの人たちはとても温かく、人とのつながりを大切にすることを皆さんに知ってほしいです。そして、私の地元サンタ・クルス・デ・ラ・シエラのステーキをぜひ食べてほしいです。世界で一番おいしいステーキだと思っています。

サンタクルス市内中心部の風景

~日本に来て驚いたこと~

私は、ボリビアのサンタ・クルス・デ・ラ・シエラという暖かくて太陽の日差しが強い街で育ちました。とてもフレンドリーで社交的な人が多く、道で人に笑顔を向けたり、知らない人でもあいさつをすることは普通で、むしろ礼儀のような感覚があります。でも東京に来た時、電車や駅で誰かと目が合って笑いかけても、相手が目をそらすことが多くて驚きました。正直、少し悲しかったですが、時間がたつにつれて、お互いのパーソナルスペースを大切にする文化なんだと分かるようになりました。

このような文化の違いはとても面白いと思います。国によって、人との距離感や優しさの表現方法が全然違うということを、日本で学びました。

早大生のための学生部公式Webマガジン『早稲田ウィークリー』。授業期間中の平日は毎日更新!活躍している早大生・卒業生の紹介やサークル・ワセメシ情報などを発信しています。

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