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子役の経験と留学を力に挑む 日本のエンタメを世界中へ!

「積極的に行動すればするほど、世界や人脈は広がっていく」

国際教養学部 2026年3月卒業 高橋 萌衣(たかはし・めい)

早稲田キャンパス 11号館1階にて

NHK Eテレの子ども向け番組『シャキーン!』でMCを務めるなど、かつて芸能界で子役として活躍していた高橋萌衣さん。国際教養学部(以下、SILS)や留学での学びを経て、自身のルーツであるエンターテインメント(以下、エンタメ)業界へ就職し、社会に羽ばたきます。「日本の価値をもっとグルーバルに広めていきたい」と話す高橋さんに、子役時代の経験、2度の留学で得た価値観や考え方、そして将来の展望について聞きました。

――子役として活動することになったきっかけは何ですか?

活動を始めたのは5歳の頃です。ちょうど芦田愛菜さんや鈴木福さんがブレークしていた子役ブームの時期で、母が芸能事務所のオーディションに連れて行ってくれたのが始まりでした。そこでせりふを読んだり演技をしたりして合格をもらい、15歳までの約10年間、子役として活動することになりました。幼い頃に始めたこともあり、目の前のカメラで撮られる自分が多くの人に見られているという意識はなかったです。昔から物おじしない性格で、緊張はしませんでした。

子役として活動していた中学2年生の頃の高橋さん(右端)。『シャキーン!』の現場で八代亜紀さん(中央)と共演した時の一枚

――早稲田大学国際教養学部に進学した理由を教えてください。

入学式の時、友人と(右が高橋さん)

高校1年生の時に、アメリカのカリフォルニアへ1年間留学をしたのですが、その時の楽しかった経験から、「もう一度留学がしたい」「また違う場所で生活してみたい」と強く思っていました。早稲田を選んだ決め手は、SILSの先輩たちがYouTubeで発信していたキャンパスでの様子の動画を見たことです。多様なバックグラウンドを持つ学生たちが気軽にコミュニケーションを取っている姿にとても惹かれ、キラキラした学生生活に憧れを抱いたんです。また、英語力を仕事で通用するレベルまで伸ばしたいという気持ちがあったことも、SILSへの進学を決めた理由の一つです。

実際に入学してからの4年間は、想像以上に楽しいキャンパスライフでした! SILSの学生はよく11号館のラウンジで過ごすので、同じ授業を受けていない学生とも仲良くなれるなど、多くの人とすぐにつながれる環境がありました。

――留学を通して学んだことは何ですか?

高校1年生と大学2年生の2回留学しましたが、最初のカリフォルニアでは、世界での「日本の見られ方」を認識できたことが大きかったです。「日本=人気アニメや漫画」という印象が広く浸透している地域だったので、日本人というだけで好意的に接してもらえたんです。日本のことは何でも聞かれたので、まるで日本代表になったような感覚で過ごしました。

そんな体験があったので、大学での留学も「また楽しく充実させるぞ」と期待値が高かったんです。しかし、留学先であるカナダのモントリオールで感じたのは、自分が“どこに行っても大歓迎される存在ではない”という現実でした。フランス語圏だったのでアメリカとは文化も異なり、英語で話しかけても店員さんにフランス語で返されたり、英語でやるはずの授業がいつの間にかフランス語になっていたりと、言語の壁も強く感じて…。楽しいことばかりではないと気付かされた経験でした。

ただ、この経験は就職活動で役立ちました。海外で働くことも真剣に考えていたのですが、「自分は海外に住めるのか」「将来どこで生きていきたいか」というキャリアのイメージを、より高い解像度で考えることができたからです。二度の留学で海外に身を置いたことで、日本への誇りや日本を元気にしたいという気持ちが芽生えたからこそ、日本の企業で頑張って、還元したいという思いに至りました。

写真左:高校1年生の米国留学時、寮でフェースマスクパーティーをした時の一枚(左から3人目が高橋さん)。さまざまな国籍の学生がいた寮生活では、文化の違いを学べたことも大きな経験だったそう
写真右:大学2年生のカナダ留学で、韓国人の友人たちとロッキー山脈の観光地・バンフへ旅行した様子(左から2人目が高橋さん)

――学生生活を通して力を入れてきたことは何ですか?

語学学習です。大学入学時の英語力は日常会話レベルで、アカデミックな語彙やビジネス英語は全然身に付いていなかったのですが、授業でのディスカッションや、1学期に4本ほどの長文エッセイ執筆の課題などを通して猛勉強しました。その結果、就職活動時には、外資系企業のインターンシップで社長に対して英語でプレゼンをし、質疑応答もできるほどに成長しました。第二外国語は韓国語を取り、こちらも日常会話レベルのコミュニケーションが取れるまでになりました。

あとは、大学の友人と海外旅行にもたくさん行きました。SILSって頻繁に海外に行く人が多いのですが、夏休みなどの長い休みは長期滞在が当たり前で。そんな周りの影響もあって、韓国、カンボジア、タイ、オーストラリア、フランス、ドイツ、スペイン、ポルトガルなど、多くの国を訪れました。特に思い出深いのは、イスラエルにルーツを持つ友人の実家に、みんなでお邪魔したことです。治安が不安定なイメージがありますが、普通の旅行では行けないような国に行けたのは、SILSにいたからこそだったと思います。

こうした経験を通して、本当にいろいろな視点が身に付いた気がします。恋愛の話をする時は、「彼氏・彼女」ではなく「パートナー」と言うことが当たり前だったり、シャワーを毎日浴びない生活習慣の文化があったり、毎日親に電話をして「I love you」を伝えたり。各国で多様な価値観に触れる中で、「自分の常識や日本の常識が絶対ではない」という考えを自然に持てるようになりました。

写真左:大学2年生の時、スペインのサラマンカでの一枚
写真右:大学4年生の時、カンボジアのアンコールワットで友人たちと(左端が高橋さん)

――将来の目標を教えてください。

早稲田キャンパス 11号館で取材に応じる高橋さん

日本のエンタメを今以上に世界に展開して、収益を生み出し、経済の面から日本を豊かに元気にすることです!この根本にあるのは、やはり留学の経験です。海外での生活を通して、日本のことをもっと好きになり、「日本の価値をグローバルに広めたい」という思いが強くなりました。自分が一番頑張れるフィールドで、自分の能力を最大限に発揮して貢献するにはどうすればいいか。そう考えたときに、子役時代から持ち続けているエンタメへのワクワクする感情と、留学で培った英語力やグローバルな視点を掛け合わせ、日本のコンテンツを世界へ届ける仕事をしたいと決めました。

――最後に、早大生へのメッセージをお願いします。

大学生活の中で特に大切だと思っていることは、メリハリです。私は大学生活の前半、大学生らしく自由に交友関係を広げ、SILSの友人たちと世界中を旅行し、とにかく遊び尽くしました。自分のやりたいことをやり切ったという実感があったからこそ、就職活動の時期が来た時には気持ちを切り替え、全力で取り組むことができたんです。早稲田では、積極的に行動すればするほど、世界や人脈が広がっていくと思います。人生で一番時間があるといわれる学生生活、ぜひいろいろな場所に飛び込んで、自分の世界を広げていってほしいです。

第920回

取材・文:早稲田ウィークリーレポーター(SJC学生スタッフ
商学部 3年 松本 佑貴
撮影:布川 航太

 

【プロフィール】

神奈川県出身。吉本光宏教授(国際学術院)のゼミ「Seminar on Culture 64」に所属し、映像作品に限らずエンタメ全般を学んだ。特技はパントマイムで、子役時代に出演していた番組のコーナーで挑戦したことをきっかけに習得したそう。 好きなワセメシは、「1+Dumpling(ワンプラス・ダンプリング)」。

Instagram:@my_name_meiii

早大生のための学生部公式Webマガジン『早稲田ウィークリー』。授業期間中の平日は毎日更新!活躍している早大生・卒業生の紹介やサークル・ワセメシ情報などを発信しています。

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