気さくな店主と会話も弾む おいしくヘルシーな大満足ランチ
「caro amico」
【取材・文・撮影】
早稲田ウィークリーレポーター(SJC学生スタッフ)
法学部 4年 佐久間 隆生(さくま・りゅうせい)
2023年4月にオープンしたばかりにもかかわらず、早くも人気を集めているイタリアン「caro amico(カーロアミコ)」。早稲田キャンパス正門から徒歩3分ほど、大隈通り商店街にあります。その時々に味わえる旬の食材に加え、釣り好きのシェフの趣向で、魚介を使用したメニューも好評。昼夜問わず地元の人や近隣に勤める人でにぎわっています。
「カーロアミコ」は、イタリア語で「親愛なる友人」。地元の人々に気軽に店を訪れてもらいたいという願いが込められています。店主の齊藤拓さんとシェフの江澤宗男さんは、以前も早稲田のカフェで働いていたそう。時折、カーロアミコにもそのときのファンが訪ねてくるとのこと。
また、お店のスタッフとして早大生が働いていたり、釣りサークル「早大釣の会」(公認サークル)が提供する魚を使った「ズッパ ディ ペッシェ」(トマトで煮込んだ魚介のスープ)というコラボ料理があるなど、早稲田大学とのつながりも深いお店です 。
写真左:店の外観。ランチタイムは早大生や近隣に勤めるお客さんが多く、週末は家族連れでの来店でにぎわうそう
写真右:店内の様子。1階席は12席ほど。店主とも気軽に話せる距離感で、アットホームな雰囲気の中、食事を楽しめる。2階席は18席あり、予約すれば貸し切りも可能
気になるランチはメインが2種類あり、週替わりのパスタとリゾットから選べます。セットにはフォカッチャやサラダ、ドリンクが付いて値段は1,100円! 大盛りはプラス100円、フォカッチャのお代わりは100円、ランチドルチェ(デザート)は300円で注文ができます。この日のメイン料理 は、「メカジキのラグーとジャガイモのリゾット」と「鶏むねとキノコのペペロンチーノ/スパゲッティーニ」の2種類。まずは「メカジキのラグーとジャガイモのリゾット」をオーダーし、ドリンクにアイスココアをチョイス。ぜいたくにドルチェも付けてオーダーしました。

週替わりランチセット、「メカジキのラグーとジャガイモのリゾット」1,100円。今回のドリンクはアイスココアをオーダーしたが、ハンドドリップで入れる炭火焙煎のコーヒーも人気が高いとのこと
メカジキとジャガイモとは珍しい組み合わせ。一体どんな味なんだろうと思いながらまずは一口。真っ先にバターの良い香りが広がったかと思えば、魚介のうま味も徐々に強くなっていき、口の中で調和していきます。メカジキやジャガイモは白ワインで柔らかく煮込まれており、お米との相性も抜群。素材のおいしさが生かされた上品な味わいがたまりません。食欲はどんどん加速し、あっという間にお皿は空っぽです。メカジキは高たんぱくで低脂肪、栄養も豊富でダイエットに良いとされているため、罪悪感なく食べられるのもうれしいところ。さらに、付け合わせのサラダはボリュームがあり、シャキシャキとした新鮮な野菜をたっぷりいただけます。
ドリンクのココアは、毎日2時間掛けて丁寧に作っているとのこと。ココアパウダーと砂糖に水を加えたものを沸騰させて火を止めるという工程を7~8回繰り返し、さらにその後、弱火で40分ほどじっくり火にかけて完成させるそうです。そうしてできたココアはコクがありながらもまろやかな口当たり。セットのドリンクとは思えないぜいたくな一杯を堪能できます。追加注文したドルチェのパンナコッタもシェフの手作り。程よい甘さの口当たりなめらかなパンナコッタと、フレッシュなブルーベリーソースが濃厚に絡み合い、とってもボーノ! リゾットで満腹になったはずなのに、気付けば完食。大満足のランチとなりました。
写真左:ランチドルチェの「パンナコッタ ブルーベリーソース 」300円
写真右:ココアを煮込んでいる様子。その他、クランベリージュースやハーブレモネード、チャイなど店主の齊藤さんが毎日時間を掛けて仕込むドリンクも好評。ドリンク目当てにお店を訪れる方も多いのだとか
もう一つのランチメニュー「鶏むねとキノコのペペロンチーノ/スパゲッティーニ」は、プリプリ食感の旬のキノコと低温調理された柔らかな鶏むね肉がよく合う一皿。オリーブオイルにもキノコの旨味がじゅわっと溶け出していて、パスタに絡めれば絡めるほど濃厚な味わいになります。最初は少し辛めな味付けにも感じましたが、食べ進めていくとこの辛さが病みつきに。後を引くおいしさで、また食べに来たい! そう思わせる逸品でした。今回は秋冬らしくキノコが使用されていますが、他にもカブやさつまいも、レンコンといった旬の食材を取り入れるなど、季節感のあるメニューを楽しめます。

「鶏むねとキノコのペペロンチーノ/スパゲッティーニ」は、低カロリーな組み合わせながら食べ応えは十分!
カーロアミコには、まだまだ紹介しきれないメニューがいっぱい。17時30分からのディナータイムでは、その日の鮮魚を味わえるカルパッチョやイワシとフェンネルのパスタなど、主に九州から空輸で仕入れている魚介を使ったメニューを楽しめます。さらに、フォカッチャやデザート、ドリンクに至るまで、メニューのほとんどを手作りで提供しており、料理を通して健康的な生活を手助けしたいと店主の齊藤さんは話します 。旬の食材×魚介を使った料理の数々をおいしくヘルシーに楽しめる「caro amico」。早稲田を愛し、愛されるこの店をあなたも訪れてみては?
店舗情報
【店名】caro amico
【住所】東京都新宿区西早稲田1-8-18
【TEL】03-6273-9906
【営業時間】ランチ:11:00〜15:00、ディナー:17:30〜23:00(ラストオーダー:料理 21:00、 ドリンク 22:00。水曜日はランチのみ)
【定休日】日曜
【Webサイト】https://caroamico.owst.jp/
【Instragram】@caroamico.waseda
※記事中の価格は全て税込み。
店主の齊藤さんから早大生へ一言
「ただの飲食店ではなく、皆さんにとってリラックスできる場所の一つとして訪れてもらえるとうれしいです」