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コロナ禍と外国人研究者

早稲田大学には外国人の研究活動を支援する制度(International Scholar Services、以下ISS)がある。ISSの利用者は、早稲田大学の図書館や施設を利用する資格などを付与され、受入教員のゼミや研究会に参加するなどして同じ専門領域の研究者らと交流を深める機会を得ることができる。

私の研究室にもISSを利用する外国人研究者がいる。その中の1名が8月末で研究期間を終え帰国する。彼の来日の主眼は、早稲田の図書館で日本語文献の収集にあたること、日本語の会話力を高めること、そして日本人研究者と直接交流して、議論するだけでなく、人脈を広げることであった。ところが、運悪く、研究期間がコロナ禍の時期と重なって、目的が十分果たせなかった。

それでも彼は来日した意義はあったと言う。コロナ禍の特殊な環境下であっても日本の空気にじかに触れ、日本語で研究会に参加して自信がついた。200冊を超える研究書を買い込んで持ち帰り、さらに研究を深化させて再来日したいと意欲を語った。これからもオンラインから研究会に参加するという。彼の前向きな姿勢に受入教員としては救われた気持ちがした。

私の研究室には、彼とは逆に、コロナ禍で来日を果たせない外国人研究者もいる。しかし、彼らも、コロナ禍前には考えられなかったオンライン研究会に参加して、来るべき来日に備えて日本語能力に磨きをかけている。すでにオンラインで何度も議論しているので、来日後の交流もスムーズに進むであろう。コロナ禍により研究環境も多大な影響を受けたがマイナス面ばかりでない。プラスの側面にも目を向けてしなやかに前進したい。

(K)

第1105回

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