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何も考えない料理の時間

法学学術院教授 長谷部 恭男(はせべ・やすお)

1956年広島市生まれ。1979年東京大学法学部卒。 学習院大学教授、東京大学教授などを経て、2014年より現職。主著に『憲法の円環』『憲法の論理』『憲法講話』など。

「オフタイムについて原稿を書けと言われたんだけど」と配偶者に言うと、「あなた、いつも仕事してるじゃないの」との応答。起きているうちは、ということです。毎日のように昼寝をします。夜も10時過ぎには寝てしまいます。起きている時間が少ないので、たいてい仕事をしていることになります。コロナ禍で自宅にこもるようになってから、とくにそうです。

自宅の本棚。仕事は読み、書き、考えることにほとんどの時間を費やします

仕事をしていないのは、料理の食材の買い物に出掛けるとき、料理をしているとき、食事をしているとき、電気掃除機をかけているとき(毎朝かける)です。我が家では3食、私が料理をします。私の方が味にうるさいからです。うるさくない方が作った料理にうるさい方が文句を言うと、2人とも不幸になります。この組み合わせが最適でしょう(パレート優越とでもいうのでしょうか)。

料理と言っても簡単なものばかりです。朝はごはんに味噌汁。昼は近所の成城石井で買ってきた出来合いのもので済ませます。料理らしいのは夕食だけで、それもだいたいレパートリーが決まっています。

昨日はスパゲッティでした。アンチョビを何切れかにキングオスカーのサーディン缶にオリーヴとケイパーを刻んだものにトマト缶半分とケチャップ少々、それに刻んだニンニクを加えたものをフライパンで弱火で炒める。アルデンテのスパゲッティをフライパンに入れて、強火でまぜる。最後にブラックペパーと粉チーズをかけて出来上がり。簡単です。ルッコラのサラダ、新ジャガを蒸かしたのにオリーヴオイルと岩塩をかけてサイドディッシュにしました。2,000円弱のシャルドネで胃に流し込みます。

別の日の夕食のカニスパゲッティ(左)、愛用の包丁と砥石(といし)(右)

料理のよいところは、何も考えなくてよいことです。催促されている原稿のこととか、ヘンテコりんな知り合いのおかしな議論のこととかを忘れることができます。料理の手順を刻々考えて、食材を刻む、大鍋で湯を沸かす、フライパンで炒める、皿に盛る。そうしたことを次から次へとして、ほかに何も考えなくてすみます。

夕食の後はCDなどを聴きます。風呂に入って10時過ぎには寝ます。

ジャンルにこだわらず、いろいろ聴きます

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