Waseda Weekly早稲田ウィークリー

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いつも、ささやかな一杯のコーヒーと共に

教育・総合科学学術院教授 佐藤 隆之(さとう・たかゆき)

教育・総合科学学術院教授。専門は教育思想(アメリカ)

『早稲田ウィークリー』編集室より「ボクシングジムに通っているそうで、そういったことを絡めてご自由に…」というお声掛けを、「学生読者モニター」からの情報ということでいただきました。そういえば、フィットネスの「ボクササイズ」のプログラムに参加したことを授業などで話したことがあったような。自宅の向かいのビルには、年中無休・通い放題の女性専用格闘技系というちょっと不思議な感じのジムもありますが、もちろん通ったことはありません。ということで、「ボクシングジムに通う教員」という、このコーナーに誠にふさわしい「オフタイム」からはほど遠く、「コーヒー」という、ごく平凡な趣味について書かせてもらうことになりました。

抽出量と抽出時間を測定できるドリップ・スケールを使って、豆10~12gに、150ccのお湯を、30秒ごと5回に分けてペーパードリップで注いで淹れます。シティロースト(中煎り)で焙煎したグアテマラ、エチオピア、コスタリカなどが好みで、挽きすぎると雑味がでると教わり、特に良い豆のときには短めに挽きます。豆の量でもすっきりか濃いめかが決まりますし、お湯は熱すぎると豆の味が分かりにくくなるので少し冷まします。組み合わせはなかなか複雑ですが、その日の気分でさっと決めてしまいます。

ニューヨークTOP100の珈琲店が紹介されている便利なガイドブック

このようなパターンに落ち着くまでに10年ぐらいかかったでしょうか。2016年秋にサバティカルでニューヨークに半年滞在して以降は、おいしいコーヒーに出くわすとメモを取るようになり、一挙に知識とこだわりが増しました。現地で『The New York Coffee Guide』 というガイドブックを見つけ、息抜きにあちこち散策しました。その間に書いた『市民を育てる学校』の表紙の写真は、滞在先のコロンビア大学ティーチャーズカレッジの校舎です。ここに毎日のように通い、コーヒーをいろいろな人と共にしました。

コーヒーの思い出と共にある著作『市民を育てる学校』(勁草書房)

お酒が一滴も飲めないこともあり、コーヒー・タイムは貴重な社交の場です。コーヒー豆のお土産をいただくこともあります。最近は、シアトル、ボストン、ニューヨークの豆をいただきました。以前に大病を患って厳しい食事制限をしなければならなくなったとき、遠慮なく口にすることができたのがコーヒーでした。コーヒーによってつながれ、救われてきたような気がします。一杯のささやかなコーヒーを妻と嗜む日常は、私にとって大事な活力の源となっています。

お土産でいただいた各地のコーヒー豆と愛用の抽出器具

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