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~早稲田からカナダへ~多文化主義の最先端に触れる

新しい環境は自分の枠を広げるチャンスになる

社会科学部 4年 須田 啓太(すだ・けいた)

人生初のボルダリング。留学中は常に新しいことに挑戦するよう心掛けていました

私は2017年の9月から2018年の4月まで、カナダの首都オタワにあるオタワ大学に留学していました。留学を志した理由は、中学3年生のときにオーストラリアで3週間のホームステイを経験して異文化に興味を持ち始め、外国で長期間暮らしてみたいと思うようになったからです。その中でもカナダを留学先に選んだ理由は、世界中から移民を受け入れ、史上初めて多文化主義を法制度化するなど、異文化を尊重する風土のある国だからです。また言語も英語・フランス語の両方が話され、特にオタワは、首都であるという位置付けからさまざまな人種や民族、宗教の人が共存していて、実際にとても素晴らしい街でした。

大学の教授もフランス系カナダ人、アフリカやラテンアメリカからの移民、ジェンダーやセクシュアリティも多様で、それぞれ自分の経験を交えながら話を進めてくれたので授業はとても面白かったです。その中でも先住民族の歴史や文化について学ぶ授業では、先住民の立場から現在のカナダが抱える問題点や矛盾点などを学ぶことができて、非常に興味深かったです。一方で授業の内容自体は難解で、しかも全て英語で行われるため、ついていくのには苦労しました。しかし、理解できなかった部分を授業後やオフィスアワーなどに質問に行くと、どの教授も私のつたない英語をしっかりと理解し、丁寧に解説してくださったので、勉強に遅れを取ることはありませんでした。

リドー運河を挟んで対峙する連邦議会議事堂(左)とホテル・シャトーローリエ(右)。オタワを代表する風景です

留学中はせっかくの機会ということもあって、学業以外にも、毎週金曜日に地元の公共図書館で行っていた日本語講師のボランティアに力を入れました。授業を行う中で、例えば「焼く」という単語は“bake”と“fry”のどちらに近いのかなど、日本人には思い付かないような質問を数多く受け、日本語の面白さや難しさにあらためて気付くことができました。生徒の年齢層は大学生から仕事を引退した高齢の方まで幅広く、その国籍や経歴も一人一人異なっていたので、多様な考え方を学べて自分自身の価値観が広がりました。

クリスマスには留学生の友人たちと、それぞれの母国の料理を持ち寄ってパーティーを開きました

寮の様子。一人部屋だったのでとても狭かったですが、不便はありませんでした

私は少し引っ込み思案な性格ですが、留学を通して以前よりもはるかに人とコミュニケーションが取れるようになりました。慣れない外国の生活ではどうしても誰かに頼らないといけない場面があるため、人見知りをしている暇がなかったからです。留学は必ずしも楽しいことばかりではありませんが、新しい環境に身を置いて自分の枠を広げる絶好の機会だと思います。もし少しでも興味を持っているなら、チャレンジしてみることを強くお勧めします。

~カナダに行って驚いたこと~

連邦議会議事堂前の特設リンクで中国人の友人とスケートをしました(左が筆者)

冬になると凍えるような寒さにもかかわらず、多くの人が外でスケートを楽しんでいることに驚きました。市役所の前など、市内各地に無料の屋外スケートリンクが設置されます。また、街を貫くリドー運河も凍りつき、全長7.8kmにも及ぶ世界最大の天然スケートリンクとして一般開放されます。街の景色を眺めながら延々と続く氷の上を滑っていく爽快感は、他ではなかなか味わえません。皆さんも冬にオタワを訪れる際は、ぜひともスケートに挑戦してみてください。

オタワはこんなところ

オタワはモントリオール市や米国の国境に近いカナダの首都で、カナダ南東部のオンタリオ州に位置する。オタワ川沿いにあり、中心部にあるパーラメントヒルには壮大なビクトリア様式の建物の他、先住民やカナダの芸術コレクションを誇るカナダ国立美術館などの博物館や美術館がある。リドー運河沿いには公園が点在し、夏はボート、冬はアイススケートを楽しむ人々でにぎわう。

 

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