Waseda Weekly早稲田ウィークリー

西寺郷太×土岐麻子のブラワセダ ―音楽仲間と歩く思い出の早稲田―<出会い編>

出会いは戸山カフェテリア!?カツカレーと音楽が育んだ友情

今年メジャーデビュー20周年を迎えるバンド「NONA REEVES(ノーナ・リーヴス)」のボーカルであり、多数の楽曲提供やプロデュースを手掛けるほか、「80’s音楽研究家」「作家」など多彩な肩書きを持つ西寺郷太さん(1996年、第二文学部卒)と、早稲田大学在学中に結成したバンド「Cymbals(シンバルズ)」でデビューを飾り、ソロデビュー後も第一線を走り続け、今や「シティ・ポップの女王」「声のスペシャリスト」とまで評されるシンガー・土岐麻子さん(1999年、第一文学部卒)。学年が2つ違いで先輩後輩の二人は、どちらも早稲田の音楽サークルに所属していました。

西寺さんは1995年に同じサークルの仲間と「ノーナ・リーヴス」を、土岐さんは1997年にお隣のサークルの先輩たちと「Cymbals」を結成。共にメジャーへと躍り出ました。卒業後もお互いのライブへの参加、楽曲提供、また昨秋の「ブラワセダ」(Vol.1)でもおなじみオカモト“MOBY”タクヤさん(※バンド「SCOOBIE DO」のドラマー)らと草野球(!)を通じて親交を深め、気付けば20年来の仲という西寺さんと土岐さん。そんなお二人が大学周辺を散策し、早稲田の街と音楽の思い出を語ります。

左から、土岐麻子さん、西寺郷太さん
郷太さん! お久しぶり…でもないですね。
うん、けっこう会ってる(笑)。でも文キャン(※戸山キャンパス)に入ったのは、本当に久しぶりだよ。卒業して以来だから20数年ぶりかも。
えっ、本当ですか?
30歳くらいまでは高田馬場の辺りに住んでたから、近くには来てたんだけどね。あと、早稲田にはスタジオがちょいちょいあるでしょ? 仕事でスタジオがこの辺だと「ラッキー!」って感じで、「メルシー」(※学生に人気のラーメン店)に食いに行ったりしてた(笑)。

お二人は戸山カフェテリアで出会われたんですか?

私、2年生から3年生に上がるまで、戸山カフェテリアでバイトしてたんです。郷太さんは二文で私は一文。夕方から夜にかけて私がバイトをしてると、郷太さんが晩ご飯を食べにいらっしゃるわけですよ。カツカレーを(笑)。
二文は夜遅いからねえ。…よくカレー好きのミュージシャンっているじゃないですか。食べログで評価の高いカレー、珍しいカレーを食べに行くような。僕はそういうおしゃれなカレー好きの逆で、食べ物にこだわりが全然ない(笑)。当時は食費抑えて中古CDやレコード買おうと必死でしたから、安い学食のカレーかメルシーのラーメンばっか食べてたんですよね(笑)。そうそう、それで土岐さんとちょっとずつ話すようになって…。
もともと面識はあったんですよね。二人とも音楽サークルに入っていて。郷太さんは今はなき「トラベリング・ライト」、私は「MMT(Modern Music Troop)」。サークルは違うけど、たまり場は同じ第二学生会館(※26号館大隈記念タワーの場所にあった。2002年解体)で、距離で言ったら目と鼻の先だったんですよ。だから話したりはしなくても、顔見知りにはなるんです。それで、バイトしているときに郷太さんがいらっしゃると「あ、隣のサークルの人だ」と何となく会釈するようになりました。ご飯も心持ち、多めによそう感じで(笑)。
土岐さんがサークルに入る前は、みんな騒いでたなあ。「日本を代表するサックス奏者・土岐英史さんの娘さんが来るぞ!」って。僕の周りにいた音楽仲間は、1970年代のソウルや山下達郎さん(※土岐英史さんは長年、山下達郎氏のバックバンドを務めていた)、ナイアガラレーベル(※2013年に逝去した音楽家・大滝詠一の主宰レーベル)が好きだったからね。ただ僕が聴いてたのはマイケルやプリンスだから、実はその辺は本当に知らなかった(笑)。でもまあ土岐さんは、ちょっと目立ってたんですよね。それもあって知ってました。
最初は単純に「隣のサークルの人」という親近感でしたよね。当時はノーナもまだ始まっていなかったし、私もCymbalsをやってなくて、ギターを弾いていて。
僕はトラベリング・ライトの幹事長だったんだよね。でも、そのうち妙なプロ意識が芽生え、下北沢で好きなバンドの手伝いを始めたりして、3年生でサークルを正式に卒業してから一度もラウンジに行ってない。もうその頃には、次の街、下北沢で起こってるムーブメントに夢中で。ちょうどオアシスやブラーが喧嘩したりしてたブリット・ポップ全盛期。そこでソロのデモテープ売ったりね。最初は完全にアウェイだったけど(笑)。
それでついに、郷太さんが4年生のとき、ノーナの活動が始まるんですよね。みんな、憧れてました。
ふふふ。…あのころの土岐さんはかわいかったですよ、すごく。僕はずっと土岐さんを見てきて、今が一番きれいだと思うのだけど、当時は今みたいに洗練されたファッショニスタ的な感じじゃなくて、化粧っ気がなくて素朴なイメージでしたけどやっぱり光ってました。
あらら…、ありがとうございます!
いや、ほんとにほんとに。玄米のように(笑)。

「原石」ではなく「玄米」!

玄米のように栄養価が高い(笑)。でも、まさか歌うようなキャラクターだとは思ってなかったなあ。
一同
(笑)。
いやあ、私も思ってなかったです。それが成り行きで歌うことになりまして。最初はそんなキャラじゃなかったから、「ライブはしたくない、宅録だけで」って、家で録音するわけですね。早稲田に住んでた先輩の家で朝まで録って、Cymbalsの最初のデモテープができたんです。それで「できたてホヤホヤのテープを、誰かに聴かせたい。帰ったらお母さんに聴かせよう」と思いながら高田馬場駅に行ったら、郷太さんがなぜか始発電車に…。なんであのときあそこにいたんですか?
まあ、飲んでたんじゃない? もしかすると下北の帰りかも。
私、急に郷太さんに聴いてほしくなって、思い切って「バンドを始めたんです」ってテープを差し上げたんですよね。その後すぐに「めちゃくちゃいいよ」と評価してくださって。あの一言で自信がもてるようになったんですよね。郷太さんは恩人です。
Cymbalsのベースだった沖井くんにも「土岐さんは、最高のシンガーやで!君、すごい才能見つけたなぁ」ってしみじみ言ったもんね。僕は聴く立場としては歌の好みが狭くって、女性ボーカルで好きな人は、今に至るまでそんなにいないんですよ。だから初めて録ったデモテープの土岐さんの歌が、出だしから無茶苦茶良い! と感じられたのは奇跡的で。歌い出した瞬間から「こりゃ、やばい」と。
うれしいです。…あ! 郷太さん、前回の「ブラワセダ」にも出てたSCOOBIE DOのMOBYも戸山カフェテリアでバイトしてたの、知ってました?
あいつが自分で言ってた(笑)。今の姿からは想像のつかない、マッシュルームカットだったらしいね(笑)。

「ブラワセダ〜夫婦で思い出の早稲田を歩く〜」より。
SCOOBIE DO オカモト“MOBY”タクヤさんと、ライターで
労働系女子マンガの研究者として
早稲田大学
文化構想学部助教を務めるトミヤマユキコさんご夫婦

卒業してから数年後、テレビの撮影でSCOOBIE DOと一緒になったとき、アフロの人に「土岐さん、オカモトです」と話し掛けられて、一瞬「誰?」となって。大学時代はサラサラヘアだったから(笑)。
KIRINJIのベースをやってる千ヶ崎学も、ノーナで一緒にやってる小松シゲルと奥田健介も、同じトラベリング・ライト出身で同世代。ギタリストの八橋義幸さん(※自身の活動の他、BONNIE PINK、Superflyらのサポートを務める)はMMTの先輩で、超一流のセッション・ミュージシャン。サークル周りでは、ミュージシャンになった人がびっくりするくらい多いよね。誰かが頑張ると、それが波及するんだと思うけど、それにしても…。
その渦を作ったのは、ノーナでしたよね。
まあ、それは否めないですね。ていうか、はっきり言って俺です!(笑)
結婚のきっかけは“ワセダ”!?老舗スタジオが結んだ縁
郷太さん最初はここ行きましょう、穴八幡宮。駅からバスに乗って学校に来ると、必ず穴八幡宮のアナウンスが流れたんですよ。それで「一陽来復」って言葉を覚えて「いい言葉だな」って。通学で必ず前を通るから、いつも意識してたな。
へえ、ここには上がってきたことないなあ。…って、すげーーーっ! こんなにきれいなところなんだ!
赤と緑で塗られた門が鮮やかですね。郷太さんの服の色と合ってます(笑)。神社巡りが好きになったのは大人になってからで、学生時代はあまり穴八幡宮に来なかったんですよ。むしろ「厳(おごそ)かで怖いな」と思ってました。こんなにすてきな場所だったなんてね。明るい雰囲気の神社ですよね。
今ふと、昔近くにあったロックバー「JERRY JEFF」(※2007年閉店。友部正人氏や三上寛氏など往年のシンガーもライブを行うなど、ロックバーの名店と呼ばれた)のことを思い出した。いつも70年代ロックをかけてる店で、弾き語りもたまにさせてもらった。ゴスペラーズの村上てつやさんとも、そこで知り合ったんだよね。学生のときは、ライブの告知ポスターを貼らせてもらったり。ポスターは、自分で絵を描いてデザインして、サークルの先輩だったCymbalsの矢野さんにMacでグラフィックにしてもらって。

そしたら、ポスターを見た印刷会社の人から「あなたがこのデザインをしたんですか」と電話がかかってきて、バイトすることになったんだよね。その会社では下北のバンドマンたちが働いてたんですよ。早稲田を飛び出て下北でライブをするようになったのも、全てJERRY JEFFのおかげですね。…って、聞いてる? 土岐さん!
◇ ◇ ◇
郷太さん、こっちこっち! アバコクリエイティブスタジオがここにあるの知ってますか? 『ちびまる子ちゃん』のアフレコで使われていたり、演歌歌手では「ここでしか録らない」という方もいたりする老舗スタジオらしいですよ。
私はアバコもやっぱり学生時代、バスのアナウンスで知ったんですよ。ずっとスタジオに隣接されているブライダルホールの宣伝をしていて、「アバコってどんなところだろう」って。プロになって初めて来たときは感慨深かったなあ〜。郷太さんは使ったことはあります?
ないな~。土岐さんはよく来てるの?
何度かオケ録り(※ボーカルやソロ楽器以外の伴奏部分だけを録音すること)で。けっこう大箱ですよ。
松本
いらっしゃいませ。アバコの松本と申します。お待ちしておりました。スタジオにどうぞ!
お邪魔します! うわ、広い!
松本
このスタジオは301ですね。オーケストラが25人以上でないと使わない部屋です。
こんなスタジオ、都内にはなかなかないですよね。
松本
当社には4つのスタジオがあり、この301スタジオは一応東京で一番大きなスタジオです。40年ほど前、ビクター音響が設計・施工しました。ビクタースタジオの301と全く同じ双子の部屋だったんですけど、ビクターさんは何度か改装して2つに分けちゃった。だから当時のデザインが残っているのは、ここだけなんですよ。
いつか使ってみたいなあ。それこそビートルズやローリング・ストーンズのストリングス・アレンジの曲は、こういうところでやってるもんなあ。
松本
土岐さんにはこの隣、302のスタジオを何度か使っていただいていますよね。
はい! 実は…私、去年結婚しまして。夫は昔、アバコでレコーディングエンジニアをしていたんです。そういう意味でもお世話に(笑)。
松本
本当ですか。それはおめでとうございます!
ありがとうございます。私は大学が早稲田で、彼はアバコ勤務だったから、二人ともこの街になじみがあって、共通のお店に思い出があったりして。それで一緒にご飯を食べに行ったりするようになりまして。そういうご縁をいただきました(笑)。
◇ ◇ ◇
ここまで来たので、ちょっと足を伸ばして面影橋へ!
面影橋って、郷太さんが前に住んでたところですよね?
そうそうそう! 大学卒業後、ノーナでデビューしてからしばらく。
ああ、思い出しました。草野球チームのみんなで車に乗ってたとき、郷太さんが「あれがウチやねん」と白くて立派なマンションを指差して、みんな「えーーーっ!」と絶句して。当時は引っ越すタイミングを失って、学生ノリでずっと同じ場所に住んでる人が多かったのに。あれはけっこう衝撃でしたよ。「郷太さんが、あんな大きな家に!」って。
でっかかったよ~! 当時は新築だったんだよね。自宅で仕事してたから、スタジオとして使うには防音が大切。人が来ることが多いから、狭い家だとダメ。それで家賃の高いところに…。8階で、バーンって目の前が抜けてて、新宿の都庁あたりが見えた。夜景がめちゃくちゃきれいだったんだよね。まだ誰も「アーバン」って言ってない時代にアーバンライフを。
(笑)。
ほんと、ノーナがワーナーでメジャーだったころは、チャリ漕いでこの辺の景色を見ながら、よく曲を作ってたよ。最初はギターを持たず、鼻歌で作曲してたから。「LOVE TOGETHER」もそう。「AUGUST」なんて、まさに今立ってるこの場所で思いついたんじゃないかな。ともかく、当時よくチャリに乗ってたんですよ。で、この辺りをぐるぐる回ってた。あのマンションには2、3年しか住まなかったけど、2000年までは、近くに引っ越しながら住んでたね。

セカンド・アルバム『FRIDAY NIGHT』の歌詞は面影橋で生まれたんですよね。それまでは英語だった歌詞が、あのアルバムから日本語に変わった理由は?

音楽が変わったから、言葉も変わった感じですかね。1stアルバムの『ANIMATION』までは、ビーチボーイズ、ビートルズ、トッド・ラングレンみたいな70年代までのブルーアイドソウルだったんです。だから歌詞の言葉もフォークナーやピーター・キャメロンみたいにアメリカ文学の世界から取ってきたものが多かった。いかにも早稲田の文学部という歌詞で(笑)。
でも『FRIDAY NIGHT』のとき、80’s的な方向にかじを切りました。ベースも千ヶ崎になって、マイケルやワム!のようにとにかくファンキーに。その頃田中康夫さんの小説『なんとなく、クリスタル』を改めて読んで、「こういうゴージャスでアーバンで嘘くさい世界を日本語の歌詞で再構築したい」と思ったんです。まさに、STAY TUNE、東京、フライデー・ナイトの世界観。今となってはわりと普通ですけどね(笑)、当時は浮いてました。まあ、住むところが変わったから、見える景色も変わって、というのはあるかもしれないですね。
うんうん。…あ、都電が来ましたよ!
都電、これはすごい「ワセダ」のイメージあるでしょ!せっかくだから乗っていこうか?
いいですね。乗りたい!
あ、準備ええね…。
“ワセダ”で55年!懐かしのレコード屋 二人のCDは果たしてあるのか?
都電早稲田駅、とうちゃーく。この辺りには、卒業してから来てませんでした。すごく懐かしい!
あ、りそな銀行だ。俺、18歳のときに京都から出て来て、初めて銀行口座を作ったのがあそこなんだよ。何よりここ早稲田で、サークルがあった第二学生会館のラウンジから近いところで作りたくって。今は「りそな銀行」になったけど、当時は「あさひ銀行」って名前で、CMソングがスティービー・ワンダーの「You are the sunshine of my life」だったんです。スティービーが好きだってこともあって、あさひ銀行にしようと思って。
…あ、このおそば屋さんの角曲がって、グランド坂を少し上ると、郷太さんゆかりの中央図書館ですね。
…え、ちょっと待って! よく行ってたレコード屋はなくなってて行くの諦めてたんだけど、ここが残ってた!マジでうれしい。こういうお店が今、ないんだよ! おお〜、サンダーキャット(※1984年生まれのアメリカ人ベーシスト)のCDが置いてあるよ。プリンスもある!
えっ、サンダーキャット!? でも確かに早稲田の子、聴いてそう。
土岐さんのCDは置いてないかな?
どうだろう?
…なさそう(笑)。(店員さんに向かって)でも、すごいですね! 偉そうですけど、本当にすごいです!
レコード屋店員
すごいでしょ! まあ、長いからね。うちの親の代から、もう55年もここでやってるから。なんだか古っぽくていいでしょ(笑)。
いやいやいや、すてきですよ!
大学のころ音楽サークルに入ってて、よくお邪魔してました。そのころのレコード屋さんは、だいぶなくなってしまって。…だから、すごくうれしいです!
レコード屋店員
今日は荷物がグッチャグチャでね。韓国の人がたくさん買ってくれて、発送で忙しいのよ。でもまあ普段買いに来るのはほら、50代以上の人が多いよね。あとは学生さんがちらほらね。今は留学生の子たちがいっぱい買ってくれるんですよ。関ジャニとか、嵐とか。…お二人は有名な人なの?

お二人ともミュージシャンで、すごく活躍されています。

僕は西寺郷太といって、「ノーナ・リーヴス」というバンドをやってます。こちらは土岐麻子さん、以前は「シンバルズ」というバンドをやっていて、今はシンガーです。自分たちのCDは置いてなさそうだったんですけど、僕がライナーノーツ(※解説文)を書いたCDはありました。ここにあるプリンス、それからマイケル・ジャクソンは全部。
レコード屋店員
うそー!? すごい! うちにはジャズシンガーの◯◯◯◯さんも来てね。「こんな小さなレコード屋さんに、私のCDが置いてあってうれしい」と言うんですよ。それから女優の△△△さんとは超仲良しで。CDを買ってくれたら、いつでもサインもらってあげるから!(笑) まあ、古い分それなりにやってますので。でも最近CDの新譜が前ほど出なくなっちゃってね、寂しいです。
でも、ちゃんと流行最先端のサンダーキャットなんかが売られてる。このお店にあるものは、いい作品多いですよ。きちんと面出し(※ジャケット面が客に見えるように並べること)にもなってるし。
レコード屋店員
そうそう、一応勉強しております。うちの前にある美容院の人が、音楽にすごく詳しいから、その人に聞いたり。この前教えてもらったのは、カルヴィン・ハリスだっけな?
おおー、カルヴィン・ハリスは最高ですよ! 今いちばんイケてますよね。…あ、ケンドリック・ラマーも全部ある! ドレイクもある!

洋楽のみならず、乃木坂46みたいなアイドルから演歌までそろってますね。

俺、ケンドリック・ラマーの『DAMN.』を買う。Apple Musicで聴いてたけど、今年最もストリーミング再生されてるアーティストの盤を、あえてここで買う!
じゃあ私は、演歌のカセットテープを。今日撮影をしてくれているフォトグラファーのスージーのお母さんが、五木ひろしさんのハードファンなんです。だから、このテープをプレゼントしようと思って。
レコード屋店員
相当古いけど、いいですか? では、1,150円で。ありがとうございます。
自分たちもお店にCDを置いてもらえるように頑張ります!
ブラワセダMAP

その他、大学構内については「早稲田キャンパスMAP」を参照ください
https://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus

プロフィール
西寺郷太(にしでら・ごうた)
1973年東京生まれ京都育ち。早稲田大学在学時に結成したバンド『NONA REEVES』のシンガーであり、多くの楽曲で作詞・作曲も担当している。音楽プロデューサー、作詞・作曲家としては少年隊やSMAP、V6、KAT-TUN、岡村靖幸、中島美嘉などの多くの作品に携わる。また、ソロ・アーティスト、堂島孝平・藤井隆とのユニット「Smalll Boys」としても並行して活動。そして、日本屈指の音楽研究家としても知られ、特にマイケル・ジャクソンをはじめとする80年代の洋楽に詳しく、これまでに数多くのライナーノーツを手がけ、近年では80年代音楽の伝承者として執筆した書籍の数々がベストセラーに。代表作に小説「噂のメロディー・メイカー」(扶桑社)、「プリンス論」(新潮新書)など。テレビ・ラジオ出演、雑誌の連載などでも精力的に活動し、現在WOWOWのインターネット番組「ぷらすと」にレギュラー出演中。

土岐麻子(とき・あさこ)
Cymbals の元リードシンガー。2004年の解散後、ソロ始動。数々のCMソング、他作品への歌唱参加、テレビ・ラジオ番組のナビゲーターを務めるなど、“声のスペシャリスト”。2017年1月25日に、約1年半ぶりとなるオリジナル・ニューアルバム「PINK」をリリース。同年7月26日に、ベストアルバム「HIGHLIGHT - The Very Best of Toki Asako -」をリリース。レギュラーラジオ/JFN系「TOKI CHIC RADIO」、TOKYO FM「キュレーターズ ~マイスタイル×ユアスタイル」。2017年12月にワンマンライブツアー開催。

取材・文:松本香織(まつもと・かおり)
フリーライター/編集者/社会人大学院生。「ハフポスト日本版」をはじめ、いくつかのニュースメディア立ち上げに編集者として携わる。ライターとしては、カルチャー系ニュースメディア「CINRA.NET」などで活動中。現在は早稲田大学政治学研究科ジャーナリズムコースの修士1年に在学中。
撮影:Susie(すーじー)
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