Waseda Weekly早稲田ウィークリー

特集

「春の留学フェア」に潜入! 留学の“気になる”を解決します

留学センターの水野さん

世界中の大学との協定を数多く有する早稲田大学。留学を夢見て入学した人や、入学後に留学を意識し始めた学生もいるでしょう。一方で、「興味はあるけど、何から始めればいいか分からない」「留学先や留学プログラムはどうやって選べばいいの?」「4年間で卒業できるの?」といった疑問を持つ人も多いと思います。

そこで、留学センターでは年2回(4月、10月)留学フェアを開催し、留学に必要な情報を幅広く提供しています。4月14日(金)、15日(土)に早稲田キャンパス国際会議場で開催された「春の留学フェア」では、4年ぶりの対面開催が実現。2日間で約2,000人の来場があり、コロナ禍前と同規模のにぎわいをみせました。今回は留学センター職員の水野さんと一緒に、当日の様子をリポートしていきます! <イベントの一部はYouTubeで公開中。そちらも必見です! >

INDEX
▼ 各イベント紹介
▼ 学生留学アドバイザーの声
▼ 参加者の声/担当者の声「留学フェアを振り返って」

各イベント紹介

ステージイベント

国際会議場1階の井深大記念ホールでは、留学を目指す上で押さえるべき基本的な情報を紹介するステージイベントを開催。次のイベントが行われました。

① 「学生留学アドバイザーによる留学相談会『そうだ、留学行こう。』」

学生留学アドバイザーによるパネルディスカッション形式で、それぞれの体験を基に笑いあり、感動ありのリアルな留学体験談が発表されました。

4/14の様子を収めたYouTube。4/15は異なるメンバーで内容を変えて行われた

水野

留学プログラムの選び方や留学準備といった事務的な話題だけでなく、留学先での困り事や対処方法、現地で生活するためのお役立ち情報など、実体験に基づくリアルな情報を聞けるパネルディスカッションでした。学生留学アドバイザーならではの「ぶっちゃけトーク」もあり、彼らの体験談を聞いて、ますます留学に行きたくなった学生も少なくないはずです。

② 「留学のいろは

留学センター職員による説明

水野

留学を検討し始めたものの、「まず何をすればいいのだろう?」と早速つまずく人も多いことから、各プログラムの特徴や資金計画などの基本的な情報を留学センター職員が紹介しました。ハードルが高いと思われがちな留学にチャレンジしやすくなるように、初歩的な疑問に一つずつ丁寧に応えていくことを心掛けました。留学に行くかどうかを迷っている人は、まずはこの「留学のいろは」を一通り押さえてから考えてみると良いと思います。

③ 「はじまりは短期・中期の語学留学から!~語学スコアなしでも参加できる留学プログラム~

水野

「留学に興味はあるけど、大学から1年間離れることは難しい」「語学スコアを持っていない」という人でも参加できる、主に語学留学を目的としたプログラムを紹介しました。夏休みや春休みを利用して留学する「短期留学プログラム」や、1学期間の「中期留学プログラム」などがあります。参加希望者は海外渡航経験の少ない方が多いので、初歩的な準備の仕方などを中心とした内容に仕上げました。

会場にはさまざまな留学先の情報を掲載したインフォメーションボード(左)や、資料設置コーナー(右)も設けられた

 

相談コーナー&相談ブース

例年以上ににぎわいを見せたのが留学センター職員や学生留学アドバイザーに直接相談できるブース。順番待ちの列もできていました。

「留学なんでも相談コーナー」(職員らによる留学相談)

3階の第1会議室では、留学センター職員らによる相談サービスを実施。ブース式の個別相談以外にも、展示資料を使いながら、質問の多い留学スケジュールや各プログラムの違いなどを解説する「よくある質問コーナー」も設けられました。

写真左:ブース式の個別相談には多くの順番待ちの参加者の姿が
写真右:「よくある質問コーナー」で留学センター職員の解説を聞く参加者

水野

必要となる学費や諸手続きなど、留学にあたって必ず押さえてほしい基本的な情報があります。しかし、応募段階や候補者決定後の時点でもそれを把握しておらず、留学直前になって困る学生も残念ながらいます。そうならないように、まずここで必要な情報を収集してもらえればと思いこのコーナーを用意しました。

「学生留学アドバイザーによる留学相談ブース」

参加学生の多くが「ステージイベント」や「留学なんでも相談コーナー」で基本的な情報を押さえた後に向かったのが、「学生留学アドバイザーによる留学相談ブース」。ここでは、学生留学アドバイザーから実体験に基づいたアドバイスが個別に聞けるということもあり、参加学生たちが熱心に質問する姿が見られました。

学生留学アドバイザーによる留学相談ブースの様子。同じ学生ならではの話しやすさで人気でした

水野

職員の相談コーナーで基本的な情報を入手した後は、学生留学アドバイザーのブースで楽しかったことや苦労したことなど、リアルな体験談やアドバイスを聞いてもらいたかったんです。さまざまな角度から情報収集をすることで、自分に合った留学を具体的に検討しやすくなり、それがより良い選択につながってくるはずです。

 

<テーマ別>留学準備セミナー

3階の第2会議室では、TOEFLの対策や帰国後の就職活動の進め方など、留学に行くと決めたらその次に気になるテーマを集めた「留学準備セミナー」が開催されました。今回開かれた7つのセミナーのうち、2つを紹介します。

「英語を学べるのは米・英だけ?? ~留学先は世界中! 選択肢を広げよう! ~」

英語での留学を希望する学生の多くは、「英語で留学=米国か英国」と考えがちです。しかし、実はそれ以外にも英語を使って留学できる国や地域があります。

水野

米英のプログラムは人気で競争率が高くなりがちですが、この2カ国以外の英語プログラムの中にも「穴場」ともいうべき優良なプログラムがたくさん存在します。早稲田大学が提供する留学プログラムの最大の強みは、選択可能なプログラムの幅広さ。積極的に情報収集して選択肢を広げ、自身にベストマッチするプログラムを見つけ出してみてください!

『留学プログラムの選び方』~検索ツール『海外留学プログラムリスト』を読み解こう! ~

数多くのプログラムの中から、希望のプログラムを見つけるのは大変な作業です。そんなとき役立つのが、留学センターWebサイトにある「プログラムリスト」という検索ツールです。

水野

実はこのプログラムリストには、使用の際のコツや注意してほしい点がたくさんあります。このセミナーでは、その実践的な使い方や見方をレクチャーしました。

写真左:「英語を学べるのは米・英だけ?? ~留学先は世界中! 選択肢を広げよう! ~」の様子
写真右:「『留学プログラムの選び方』~検索ツール『海外留学プログラムリスト』を読み解こう! ~」の様子(4/15は1階の井深大記念ホールで開催)

協定校/大使館プレゼンテーション&相談ブース

3階のロビーには早稲田大学の協定校や外部団体などのブースが設置され、第3会議室では各協定校などによるプレゼンテーションが順次行われました。熱心に話を聞く学生や、まだ慣れない言語で果敢に質問する学生の姿もありました。

写真左:今回参加した協定校や大使館などは、合わせて25団体に上る
写真右:協定校担当者によるプレゼンの様子

写真左:相談ブースでは、外国語で流ちょうに質問できなくても担当者が意図をくみ取って回答してくれていた
写真右:相談ブースによっては学生留学アドバイザーの「協定校アンバサダー」が通訳をしてくれたり、留学体験談を聞いたりすることができた

水野

自分が希望する留学を実現するには情報収集が命です。その一つの手段として、このブースをぜひ活用してほしいと思っていました。また、留学はチャレンジ精神を持ってさまざまなことに挑戦することで、得られる経験や学びが倍増すると考えています。勇気を持って話し掛けている学生の姿が見られて、大変うれしく思いました。

 

学生留学アドバイザーの声

政治経済学部 4年 吉田 裕喜(よしだ・ひろき)

私は「そうだ、留学行こう。」に登壇しました。私自身は3年の春に半年間、米国のペンシルベニア大学に留学をしたのですが、パネルディスカッションの中では、留学を決めたきっかけ、かかった費用、1日の過ごし方や年間のスケジュール、留学前後の価値観の変化などについてお話をしました。

一番伝えたかったことは、留学の可能性の大きさです。知り合いが誰もいない、言語も文化も違う土地に行くことは、勇気が必要です。しかし一度海の向こうに出て、ほんの少しのチャレンジ精神があれば、意外と何でもできます。私自身も英語力は日常会話程度だったところから、テレビ局の報道記者のインターンとして英語で取材ができるところまで成長できました。新しい場所で限られた時間を過ごすからこそ、一日一日を大事にして常に何かを得ようとする行動力が身に付きます。留学とは自分自身の可能性を引き上げる貴重な時間だと思います。

国際教養学部 5年 山本 陽来(やまもと・はるき)

当日、ブースの相談対応の中で印象的だったのは、とある学生からの「他の学生生活」と「留学」との両立方法に関する質問でした。サークル幹部としての活動(2~3年生)や就活(4年生)など、大学生活は何かと忙しいものです。その場で、それぞれの活動の時期や選択肢を一緒に整理し、優先順位を付けることで、どのタイミングで、どれくらいの期間の留学をするのがベストかを考える、ちょっとしたきっかけ作りができました。相談終了後には、前向きな様子になり「帰ったらすぐに、英語で参加できる留学プログラムを調べて卒業までの計画を立ててみます!」と言ってくれたのは、とてもうれしく思いました。

その学生にも伝えましたが、留学には、短期/長期、秋出発/春出発など多様なプログラムの選択肢があります。時期や期間を理由に留学を諦める前に、やりたいことと両立できるプログラムを探してみて、迷うことがあれば留学アドバイザーを頼ってください!

参加者の声/担当者の声「留学フェアを振り返って」

参加者A

留学に対して不安な気持ちがありましたが、さまざまなイベントに参加してとても興味がわいてきました! 留学の計画を立ててみようと思います。

参加者B

何から始めれば良いか分からなかったのですが、具体的にやるべき内容が分かったのでモチベーションがアップしました! 妥協せずしっかりと準備していきたいと思います。

参加者C

留学経験のある先輩方がとても親切に対応してくれて、留学を身近に感じることができ、疑問も解決しました。ますます留学に行きたくなりました!

参加者D

たくさんの協定校ブースがあり、直接お話を聞けて良かったです! 分かりやすい英語で説明してもらえて、欲しい情報もゲットできました

水野さん:今回のフェアは、主に新入生を対象に、文字通り「留学のいろは」を知ってもらうためのイベントでした。多くの学生に留学情報を届けることができてうれしく思います。今回残念ながら予定が合わず留学フェアに来られなかった方は、ぜひ早稲田キャンパス22号館のWaseda Global Gate(以下、WGG)へお越しください! WGGは基本情報から具体的な出願に向けたことまで、留学に関するあらゆる相談が可能なラウンジです。次回の、2023年秋募集(10月)留学への応募を考えているのであれば、早めの情報収集と準備がおすすめです。皆さんの来訪をお待ちしています!

取材・文:流石 香織
撮影:布川 航太

 

Waseda Global Gate

【アクセス】早稲田キャンパス 22号館 1階
【開室時間】 10:00~17:00
【相談・手続き対応(来室・オンライン)】 12:00~17:00
※土曜、日曜、祝日は閉室
※来室およびオンライン相談は、原則予約制です。詳細はこちら
※夏季・春季休業期間については、最新情報をトップページ「General Information 皆さまへのお知らせ」からご確認ください。

【Webサイト】 https://www.waseda.jp/inst/cie/
【Twitter】 @waseda_cie

写真左:Waseda Global Gate 内観
写真右:22号館 外観

【次回フォーカス予告】5月22日(月)公開「野球早慶戦特集」

早大生のための学生部公式Webマガジン『早稲田ウィークリー』。授業期間中の平日は毎日更新!活躍している早大生・卒業生の紹介やサークル・ワセメシ情報などを発信しています。

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