3月20日(火)14時の「早稲田大学歴史館」開館に先立ち、記念セレモニーが行われました。セレモニーでは、大学関係者による歴史館建立の石碑の除幕式、また、大学創設に貢献した関係者の子孫の方々も参加して、テープカットが行われました。
鎌田薫総長より「各国の大学には、そこに行きさえすればその大学の歴史、現在、そして未来への展望が分かる歴史館がある。それが名門大学の証であり、早稲田大学にも歴史館をつくりたいとの思いをずっと抱いていた。社会に対して、早稲田の現在、過去、未来をこの場を通じて発信していきたい」(一部抜粋)との挨拶がありました。

石碑除幕の瞬間(左から、鎌田薫総長、島田陽一副総長、橋本周司副総長、李成市文化推進担当理事)
開館記念企画展「東京専門学校に集った学生たち -在野精神の源流-」
企画展示ルームでは、開館記念として、創立当初の学生たちにスポットを当てた企画展を開催しています。
新進の知識人・小野梓と、彼を慕う若者たちが立ち上げた東京専門学校。早稲田大学の前身であるこの学校は、「明治十四年の政変」で政府を追われた大隈重信の庇護(ひご)下にあったことから、当時「謀反人の学校」ともみなされました。その学校をあえて選んだのはどのような学生たちだったのでしょうか。彼らの学生生活や多彩な活動を、貴重な資料と共に振り返りながら、在野精神の源流を探ります。
会 期:4月22日(日)まで 10:00~17:00
会 場:早稲田大学歴史館 企画展示ルーム(早稲田キャンパス1号館)
入場無料
主催:大学史資料センター
お問い合わせ先:大学史資料センター 042-451-1343