Waseda Weekly早稲田ウィークリー

特集

小さな「きっかけ」が大きな「学び」につながる WAVOCでボランティア活動を始めよう

早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)を通して、多くの学生がボランティア活動に参加しています。一人一人の活動のきっかけはさまざまですが、それぞれが活動を通して貴重な学びや気付きを得ています。皆さんも、ちょっとした「きっかけ」を大きな「学び」につなげてみませんか?先輩たちの声を参考に、WAVOCのボランティア活動に参加してみましょう。

 

◆WAVOC(ワボック)とは?
早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンターのことを、略して「ワボック」と呼んでいます。2002年4月に、学生の社会貢献を支援するため、早稲田大学の一機関として設立されました。設立より12年間で延べ14万人以上が、WAVOCを介して社会貢献・ボランティア活動に関わっています。

2014年 商学部卒業 嘉戸 泰周

気仙沼チーム

2014年 商学部卒業 嘉戸 泰周(かど やすのり)

きっかけ 東日本大震災

学んだこと  継続することの大切さ

 

私が東日本大震災を経験したのは、高校を卒業した3月でした。地震から1カ月後に地方自治体主催のボランティア活動に参加した後、継続して被災地に関わっていきたいと思うようになりました。そこで大学生という身分でも気後れせず、学業との両立も可能なWAVOCでの活動を選択し、現在の気仙沼チームを立ち上げました。今何が必要とされているのか試行錯誤の中で活動してきましたが、継続的に活動を行うことで、次第に周りの方々から信頼されるようになりました。地道に行動を積み重ねることで、信頼され協力を得ていくことの重要性を実感しました。千里の道も一歩から!!

 

 

actあくと ~社会とつながる演劇プロジェクト~

文化構想学部4年 柳 奈菜

文化構想学部4年 柳 奈菜(やなぎ なな)

きっかけ 全学オープン科目の受講
学んだこと 演じることで他者を理解する

 

「社会貢献のためのクリエイティブな発想と実践」。この講義が全ての始まりでした。ボランティア活動先で出会う人々との、心に引っ掛かった出来事を「演じる」。変わった講義だと思いませんか。「相手の気持ちになれない!」と何回も感じながらも、活動やヒアリングを重ねて、その人に「近づく」。演じるよりもその人の気持ちを代弁しようとすることで、演じた人になったかのような感覚を得ました。自分にとって、とても重要な他者理解への一歩でした。この経験が、演劇を通してボランティア活動や地域づくりの現場に関わるプロジェクト「actあくと」を立ち上げる活動につながりました。

 

 

DOORS  -日越交流プロジェクト-

法学部4年 高橋 翔平

法学部4年 高橋 翔平(たかはし しょうへい)

きっかけ ふらっと訪れた説明会

学んだこと  企画力

 

大学でやりたいことを見いだせずにいた1年次の秋。ベトナムの学生と交流・教育支援を行うDOORSの説明会に訪れ、「楽しそうだなぁ」と、軽い気持ちで入会しました。それでも、初めてベトナムの学生と一緒に作り上げたイベントで、現地の子どもたちが楽しむ姿を見たときは、これまでにない充実感を味わいました。そして、代表となった3年次には支援先の拡大を目標として掲げ、支援先の先生や子どもとその保護者、現地のNGOなどと対話を重ねながら、現地のニーズに応えたプランを立てて実行。そんな新たな挑戦は、これまでになかった経験や出会いを私にもたらしてくれました。

 

 

ボルネオプロジェクト

創造理工学部4年 小杉 玲奈

創造理工学部4年 小杉 玲奈(こすぎ れいな)

きっかけ 東南アジアに行きたかった

学んだこと  新しい視点

 

ボルネオ島北部。新築の小ぎれいなマンションの奥に、小屋が並んでいました。私たちが教育支援を行っている、移民の子どもたちの家です。足元には、土まみれのビニール袋。切り倒されたままの木材の山。そして、子どもたちが楽しそうに話し掛けてくれます。「こっちだよ!こっち!楽しいね!」。向けられた笑顔に、私はうまく応えられませんでした。何となく感じる後ろめたさ。彼らの貧困の理由は何でしょうか。彼らがもがいている背後には、誰かがつくって私も加担している、巨大なからくりがあるように思えたのです。このもやもやが、今では私にとって掛け替えのない経験となっています。

 

 

◆活動を「体験」で終わらせない!「学び」につなげるために

平山郁夫記念ボランティアセンター 助教 石野 由香里

 

大学4年の間に、社会の中での立ち位置を見つけられるかどうか。これが、大学生活においての重要なミッションだと思います。ボランティア活動などで年齢や国籍、価値観の異なる人々と接する体験は、視野を広げ、実感を伴った世界の見取り図を持つことにつながります。

 

ただし、ボランティア活動に参加するだけではその体験を消化しきれないこともあります。より実りある経験にし、新しい気付きを得るきっかけにするために、WAVOCでは全学オープン科目「体験の言語化」という講座を用意しています。

 

これはボランティア活動や日常生活で感じた「もやもや」を取り出して、分析してみる講義です。例えば、海外でストリートチルドレンに出会い衝撃を受けたとしましょう。そのとき自分は何をしたか、周囲は何を言ったのか、バックグラウンドにはどんな要素が含まれているか。そういった構成要素を書き出して、省察(振り返り=リフレクション)していきます(下図)。第三者による適切な導きの下で省察を行うことで、個人的な体験が社会と密接につながっていることや、背景にある社会問題に気付き、問題解決のために関連分野を学ぼうとする意欲にもつながります。

価値観の違う人たちとの触れ合いは驚きの連続です。それをきちんと理解し、自分の糧としていくために、このような学問的プロセスを通して理解する必要があるのです。

 

平山郁夫記念ボランティアセンター
助教 石野 由香里(いしの ゆかり)

10代のころから俳優として活動していた経験を生かし、他者理解への新たなアプローチとして演劇的切り口を追求している。地域社会の現代的問題や教育に対しても、演劇的発想を生かす方法の開発に取り組む。WAVOCによる全学オープン科目では「体験の言語化―世界と自分」「社会貢献のためのクリエイティブな発想と実践」などを担当。

 

 

◆WAVOCで、自分に合う活動を見つけよう

 

参加期間・形態はさまざま。
自分にぴったりの活動を選ぼう

学生が主体となって活動している「公認プロジェクト」の他、単発の活動や、現場を見学・視察するスタディーツアーなど、自分に合った時期、期間、形態を選ぶことができます。

 

●公認プロジェクト 全6分野27団体
「思惟の森の会」「エコミュニティ・タンザニア」「千畝ブリッジングプロジェクト」「アトム通貨プロジェクト」など
●スタディーツアー、イベント・講座
「東北復興スタディーツアー」「益子スタディーツアー」など

 

WAVOCのWebサイトでは、活動参加者の募集や、イベント・講座のお知らせを掲載しています。メールマガジンに登録すると随時情報を受け取れます。http://www.waseda.jp/wavoc/

 

 

スタッフや先輩たちのサポートが充実。
不安や疑問は相談して解消しよう

実際の活動内容は?知識は必要?自分にできる?初めての体験を前に不安はつきもの。WAVOC事務所では、経験・知識の豊富なスタッフや先輩たちが相談に乗ってくれます。

 

●相談から活動までの流れ

まずは、早稲田キャンパス99 号館STEP21の2階にある事務
所へ行ってみましょう。

あなたの興味・関心から、スタッフと一緒にやってみたい活動を探します。

参加したい活動が見つかったら、その団体に直接申し込んで参加します。

 

 

◆春のボランティアフェアに行ってみよう

ボランティア活動の体験談や疑問などを、実際に活動している学生から直接聞けるチャンス!WAVOC公認の約30のプロジェクトがブースを出展し、プロジェクトメンバーの学生が活動を紹介するほか、活動の写真展、プレゼンテーション大会などを行います。

 

4月30日(木)
12:00 ~18:00
会場:総合学術情報センター
井深大(まさる)記念ホール
(予約不要・参加無料・入退場自由)

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