これからの時代に求められること
皆さんはこれからの人生をどのように歩みますか? 人生100年時代と言われ、大学卒業後には約80年の時間があります。また、人生の大半を占める就業については終身雇用制度が当然のものではなくなり、セカンドキャリアやパラレルキャリアといった新しいキャリアの築き方が広まっています。就業以外のあらゆる面においても、世の中は大きく変化しており、これまでの考えが通用しなくなっています。このような前例が通用しない環境下では、待っているだけでは何も得られません。自ら何が必要か考え、獲得していくために行動すること、つまり自らの手で人生設計を行っていくことが必要不可欠となります。
早稲田大学にいるなら、いろんなことをやってみよう
人生設計を行うには、まずそのよりどころとなる軸(=自分がやりたいこと)を明確にすることが必要です。軸を見つけるために学生時代に必要なことは何でしょうか? それは“大学時代にしかできないことをやる”ことです。
これまでやったことがないこと、かっこいいなと思うこと、面白そうと感じることに積極的に挑戦してみましょう。活動を通して新しい世界・価値観を知ることにより視野が広がり、さらに新たな世界・価値観へとつながっていきます。大学ではこれまでになかった多様性に触れることができるでしょう。そのような中で、自分の引き出しを増やしていく(=自己成長)、新たな一面に気付いていく(=自己発見)ことが大切です。例えば、活動の中で役割を任された経験や周囲にほめられた経験から、自分の好きなこと(=価値観)や得意なこと(=長所)に気付くでしょう。このような気付きを重ねていくことにより軸が明確になっていきます。成功体験だけでなく、失敗からも学ぶことはたくさんありますので、失敗も糧としていろんなことに挑戦してみましょう。
せっかく早稲田大学にいるのですから、ここでしかできないことをたくさん経験してください。ここで実際に活動を通して気付きを得た学生の声を紹介します。
学生体験談 学生スタッフの活動を通じた学び
文化構想学部 4年 佐藤 彩奈(さとう・あやな)
ICC(異文化交流センター)学生スタッフリーダー
ICC(異文化交流センター)では、学内で異文化交流や異文化理解を促すようなイベントを私たちSSL(学生スタッフリーダー)が主体となって企画し、運営を行っています。
私が最初にSSLを志したのは、大学1年生の時に参加したICCのイベントがきっかけでした。司会をしていたSSLの堂々とした姿を見て、私も早稲田でこんな立派な学生になりたいと憧れを抱き、ICCの門を叩きました。SSLとして働き始めて約2年経過し、今までにトークセッション、サークルとのコラボイベント、ランチイベント、キャンプイベントなどさまざまなイベント企画を任せていただきました。
働き始めた当初は正直なところ、自分の将来に役立つスキルを身に付けたいという自分磨きに集中していました。しかし今思うのはそのようなスキルよりも、SSLの仕事を通して私が達成したいことは何か、という目的の部分が重要だということです。では、目的は何かと言うと、ICCを利用してくれる学生にとって有意義な異文化交流イベントを届けたいというものです。自分磨きばかりを考えていたり、とりあえず形にすることだけを考えていては良いものは作れないと実感しています。スキルのようなただの手段ばかりにこだわるのではなく、その先の目的を持つこと。私は相手のために何ができるか、何をするべきなのかと常に考え行動すること。学生スタッフの活動の中で得たこれらの学びや、個人的に行っている地元でのボランティア活動での経験を生かして、将来は仕事を通して人の可能性を広げるサポートを行っていきたいと考えています。
キャリアセンターの支援
▼みらい設計ガイドブック2019
急に「いろんなことをやってみよう」と言われても、何から始めて良いか分からないという方もいるのではないでしょうか。そんなときにお勧めしたいのが『みらい設計ガイドブック』です。このガイドブックでは、長期間しっかりと参画をするものから単発・短期で気軽に始められるものまで、学内の多岐にわたる42のプログラムをジャンル別に分かりやすく紹介しています。始めるきっかけを見つけるために、最適な一冊です。自分の関心があるジャンルから気になるプログラムを探して、そこから始めてみると良いでしょう。
また、キャリアセンターでも「みらい設計支援」として就職活動だけにとどまらないキャリア形成のサポートも行っていますので、ぜひキャリアセンターを活用しましょう。
▼その他提供している支援
みらい探しイベント(先輩と考える自分のみらいセミナー、OB・OG相談会)
さまざまな業界・分野で活躍するOB・OGの学生生活、進路選択、仕事内容ややりがいを聞くことができます。また、OB・OG相談会では1対1で何でも相談できます。
インターンシップ(公認プログラムWIN、提携プログラム)
公認プログラムWINは大学の推薦が必要な業種や、個人での応募が難しい職種での就業を体験できるプログラム。就業前後に講義を組み合わせることで、より深い学びや気付きを得られるのが特徴です。
進路・就職相談
進路や就職活動の具体的な相談だけでなく、「やりたいことが見つからない」といった学生生活の悩みの相談にも乗っています。
情報提供
学生生活や将来の進路を考える上で役立つ図書や資料をたくさん用意しています。開室時間内は自由に閲覧可能なほか、じっくり読みたい図書は1度に3冊まで借りることができます。また、学内プログラムのパンフレットやチラシも充実。各プログラムの特徴を見比べながら、自分に合ったものを探すことが可能です。
▼おすすめイベント:みらい設計ガイダンス
5月23日(木)~5月28日(火)で「みらい設計ガイダンス」を開催します。ガイドブックに掲載されているプログラムから9つの団体が参加し、参画している学生から直接話を聞くことのできる貴重な機会です。ぜひ、お越しください。
開催概要
【日程】5月23日(木)、5月24日(金)、5月27日(月)、5月28日(火)
【時間】16:30~18:30
【場所】早稲田キャンパス 6号館1階 C Space
【定員】各回30名 ※先着順のため、早めにエントリーしてください。
エントリー方法
1、「MyWaseda」にログイン
2、「お知らせ」画面より「みらい設計ガイダンス開催!!」をクリック
キャリアセンター職員より
キャリアセンター 専任職員 成相 雅明(なりあい・まさあき)
皆さん、こんにちは。キャリアセンターの成相と申します。私は2018年10月に早稲田大学に中途入職し、同年11月よりキャリアセンターの業務に従事しています。前職ではタイヤメーカーで人事・労務職能として8年半働いていました。今回転職をしようと思ったのは、「ビジネスではなく、教育という観点からより直接的に人をサポートできる仕事がしたい」「前職での採用活動経験などを生かして、学生のキャリア形成に資することがしたい」と考えたことがきっかけです。皆さんが、納得して、主体的に人生の選択を行えるためのサポートをしていきたいと考えていますので、ぜひキャリアセンターへ来てください。キャリアセンターというと固く、利用するのは就活生だけと思うかもしれませんが、そんなことはありません。就活のみならずキャリア全般に関する相談も広く受け付けています。のぞきに来るだけでも構いません。職員は優しいお姉さんお兄さん(?)ばかりですので、気軽に足を運んでみてください。皆さんにお会いできることを楽しみにしています。