Waseda Weekly早稲田ウィークリー

あなたの“行きつけ”が見つかる 早稲田カフェ探訪 あなたの“行きつけ”が見つかる 早稲田カフェ探訪

一人で物思いにふけったり、友人とたわいのない話をしたり、読書や勉強に没頭したり。学生時代に何度も通ったお店には、そんな何げない時間が少しずつ積み重なり、いつしか大切な記憶になっていくもの。

そこで今回は、早稲田の街にあるカフェや喫茶店の中から、何度でも通いたくなる個性豊かなお店を紹介。自分らしく過ごせる、あなただけの"行きつけ"を見つけてみませんか?

早稲田の街を歩く飯塚めりさんのイラスト

喫茶店観察家・飯塚めりさんと、
"行きつけ"を探す旅へ

喫茶店を訪ね歩き、そこで出合ったひとときを、
スケッチとエッセーで発信している飯塚めりさん。

今回は、そんな飯塚さんと早稲田の街を歩きながら、
心惹かれるカフェや喫茶店を訪ねていきます。

――都内を中心に多くの喫茶店に足を運ばれていますが、早稲田の街にはどのような印象をお持ちですか?

「cafe GOTO」のように学生時代を過ごしたお店も残る一方で、新しいお店もオープンしているエリアですよね。今回伺う「こはぜ珈琲」と「早苗」のように、コーヒーの生豆を店舗で煎(い)る自家焙煎(ばいせん)のお店も増えています。

――学生時代、飯塚さんはどのように喫茶店に通っていたのでしょうか?

どちらかというと、学生時代はいくつかある行きつけの同じお店に繰り返し通っていました。いつも行く「定位置」があると安心する性分なので。社会人になって喫茶店についての発信をするようになり、「巡る」という楽しみ方をする人もいるんだなあと気付き、喫茶店への理解を深めるために、さまざまな喫茶店に足を運び「観察」するようになりました。気力と体力、時間と情報がある今の学生の皆さんは、これからたくさんのお店を巡れてうらやましいです。

Profile

飯塚めりさん

イラストレーター/喫茶店観察家

飯塚めり

早稲田大学第一文学部卒業。著書『喫茶の効用』『続 喫茶の効用 実践編』(晶文社)、『東京喫茶帖』『東京喫茶録』『喫茶チェーン観察帖』(カンゼン)、『カフェイン・ガール』(実業之日本社)など。

Webサイト:www.merizucca.com
X:@milippe
Instagram:@milippe

#01

"行きつけ"を探しに

一杯のコーヒーから、
見知らぬ誰かとつながれるカフェ

こはぜ珈琲

――最初に訪れたのは、早稲田キャンパス正門から徒歩5分、大隈通りにある「こはぜ珈琲」。2021年にオープンした自家焙煎コーヒー専門店です。どこか懐かしさを感じる店構えで、店内では学生たちが本を読んだりおしゃべりをしたりと気ままに過ごしています。

こはぜ珈琲の店内

ウッディな珈琲店らしさの中に、ギャラリーの一角があったり、漫画や絵本の棚があったり、落語会の案内があったりと、カルチャーな空気が混じるところに個性を感じます。漫画は単なる飾りという感じではなく、ちゃんと店員さんによるチョイスがされているのが見てとれて、自然と空間に溶け込んでいてすてきです!

飾っているイラストは、お店のスタッフが描いてくれたものなんです。漫画に関しては私の趣味ですが、どちらもこの店らしさをつくっていると思います。

こはぜ珈琲店主の谷川隆次さん

――「こはぜ珈琲」早稲田店の店主・谷川隆次さん。東京・下北沢で本店を営む中、ご自身が生活する早稲田の街にも店を開きたいと考え、2号店となる早稲田店をオープンしたそう。

谷川さんは、SNS上の漫画で紹介されたり(後に漫画『今日のてんちょと。』として出版)、お店自体が『結局珈琲』という映画になったりと、私の中では結構有名なんです。下北沢のお店には移転前に何度か足を運んだことがあるのですが、私は一人でゆっくり時間を過ごしたいタイプなのもあって、あの独特なテラス席を利用していたので…。今日はお会いできてうれしいです。

そんな控えめなお客さんにも、早稲田店はマッチするかもしれません。しゃべる空間が多い学生街で、「個の時間も大切にしてほしい」という思いを込めてオープンしました。

良いですね。店主の目線が届く範囲にしか席がないと、「しゃべらなきゃいけないかな…」と気負ってしまうので(笑)。それでも実際は、しゃべらなくて良いんですけどね。

お店は二つのスペースに分かれていて、カウンターがある入り口側のフロアは、店員や友人との会話を楽しむ開放的な空間。奥側のフロアはどちらかというと静かで、読書や勉強に適しています。誰かが定義したわけでもないのですが、みんなが自然とそのように座っていくんです。

こはぜ珈琲で話す谷川さんと飯塚さん

読書や勉強って、図書館のような静かな空間だと、かえって集中できない人もいると思います。少し人の営みがあるような喫茶店が、ちょうど良いのかもしれません。ちなみに、谷川さんは、“話し掛けてほしくなさそうな人”を見分けられますか?

なんとなく感覚で分かりますね。逆にしゃべりたい人も分かるので、「この子、今日はちょっと寂しそうだな」と感じたら、勝手に声を掛けます。基本的には「しゃべりたい人がしゃべる」というフラットな関係です。私自身も、緩いTシャツと変な眼鏡で、緊張感なく接することができるようにしています(笑)。週に4〜5回来る子も多くて、常連同士で仲良くなって遊びに来てくれるパターンもあるんですよ。

インターネットの口コミでも、「普段使いしやすい」という言葉が散見されましたが、理由が分かってきました。座席一つ一つに、いろいろな過ごし方があるんですね。

緩やかなつながりを育む、恩送りカード

「こはぜ珈琲」といえば、「恩送りカード」も有名ですよね。入り口近くの壁に貼られているのが、そのカードですか?

はい。最初は面白半分で始めたのですが、過去のカードを保管していたら、いつの間にか分厚いファイルがいっぱいになるほど集まりました。

壁に貼られた恩送りカード
「恩送りカード」は、ためたポイントで無料になる一杯を、自分以外の誰かに贈れる仕組み。「早大生の〇〇さんへ」のように特定の人を指定するだけでなく、「資格の勉強を頑張っている人へ」といった条件で広く呼び掛けることも可能。該当する人が注文時に申し出ると、コーヒーを受け取ることができる

海外の「ペイ・フォワード(※)」がベースになっているのでしょうか?

もともと海外では、別の人に「ラテ3杯」をごちそうするような文化なんです。日本は寄付の文化が希薄で、おごられるのを嫌いがちなので合わないと思い、ポイントカード式にアレンジしました。店内に置いてあるノートには、「恩送りカード」のお礼や、友人への連絡などが書かれているんですよ。

メッセージ一つ一つに学生街らしさを感じます。強制されない緩やかなつながりが、居心地の良さにつながるのでしょう。

※ 直訳すると「先に払う」という意味で、「自分が受けた恩を他の誰かに渡すことで、恩をつないでいく」という考え方

店主が薦める、
一杯と一皿

シナモントーストとアイスウインナーコーヒー
「シナモントースト」(340円)と「アイスウインナコーヒー」(480円)

深煎りのガツンとした味わいのコーヒーが、シナモントーストのザラメ糖の甘さとマッチしますね。両方にホイップクリームがのっていますが、全然くどく感じないです。

ホイップクリームは乳脂肪分40%と高いのですが、甘さを細かく調整しています。コーヒーを飲めない学生が、ウインナコーヒーからチャレンジして、ゆくゆくはブラックを飲めるようになるケースもあるんです。

入り口に大きな機械がありますが、こちらで焙煎しているんですね。

注文を受けてから豆を焙煎する様子
ブレンド珈琲(380円)
注文を受けてから豆を焙煎する様子
ブレンド珈琲(380円)

下北沢店時代から使っている機械を導入しました。うちでは、注文を受けてからその場で豆を焙煎します。焙煎度は7段階、挽(ひ)き方は9段階から選べるので、好みに合わせて仕上げられるのが特徴なんです。

定番の「ブレンド珈琲」を深煎りにしているのは、最近では珍しいですよね。

近年は浅煎りが人気ですが、私自身の好みもあって、深煎りを選びました。豆はブラジル産をベースに、コロンビア産やインドネシア産をブレンドしています。

メニュー数を絞り自家焙煎のコーヒーを提供する、本格店としての節度がありながら、シナモントーストのホイップクリームをアイスクリームに変更できるなど、おちゃめさを感じられる設定があり、懐が深いところもすてきです。

個性をとがらせ過ぎると、使い勝手が悪くなるじゃないですか。フラッと来て、コーヒーを飲んで、何も考えずに帰る。そんなスタンスを大切にしたいんです。価格も「ブレンド珈琲」のレギュラーが380円と、結構頑張っています。

コーヒー一杯で長居しても大丈夫ですか? 学生時代はしゃべっていたらあっという間に数時間たっていたことも多かった気がするので…。

2時間たったら再注文してほしい旨は、一応注意書きしているものの、強制はしません。「思い出したら頼んでね」って感じです(笑)。

Meri’s Cafe File:
こはぜ珈琲

飯塚めりさんによる、こはぜ珈琲のスケッチ
【店舗情報】
住所
東京都新宿区西早稲田1-9-13
TEL
03-6233-9030
アクセス
東京さくらトラム(都電荒川線)早稲田駅から徒歩4分
営業時間
月〜土曜日 10:30〜20:00
日曜日 11:00〜19:00
決済方法
現金○ カード× 電子マネー× QRコード×
Instagram
@wasedanocohaze

暮らしの面影が残る空間で、
思い思いにくつろげる喫茶店

早苗

――2軒目の「早苗」は、早稲田キャンパス南門の目の前に位置する喫茶店です。喫茶店としてオープンしたのは2016年ですが、1950年の創業時からは雀荘(じゃんそう)として学生に親しまれてきました。

私は学生時代、「漫画研究会」と「早稲田寄席演芸研究会」(共に公認サークル)に所属していたのですが、他のメンバーが「『早苗』にいる」とよく言っていたのを覚えています。なので雀荘だったイメージが強く、どういった経緯で喫茶店になったのか、気になります。

早苗の店内

――店内に入ると、迎えるのは落ち着きのあるバーカウンター。バーも兼ねる「早苗」には、どこか大人の雰囲気が漂います。

年季の入った天井の梁(はり)や、今ではなかなか見かけないモザイク模様のすりガラスなど、古い民家のような生活感を感じますね。レトロな家具を置いている喫茶店は他にもありますが、「早苗」はちょっと違うみたい。何か、レトロさの必然性のようなものを感じます。

早苗店主の宇田川正明さん

――「早苗」店主の宇田川正明さんは、早稲田大学の校友(1982年政治経済学部卒)とのこと。お店を案内してくれました。

実は、ここはもともと私が生まれ育った家なんです。1階が雀荘で、2階は居住スペースでした。私は早稲田大学を卒業し、広告代理店に長年勤めていたんですが、15年ほど前に母が他界。早期退職して雀荘を継いだんです。でも、最近の学生はマージャンをやらないじゃないですか。「だったらコーヒーとお酒も提供しよう」と、喫茶店、バー、雀荘を兼ねる形で再開業しました。

暮らしの名残があるのは、そのためなんですね。私はお店に行くと、真っ先にメニュー構成を見るのですが、「早苗」のメニューには隙がない印象です。コーヒーとソフトドリンク、ケーキやホットサンドが中心で、“ここで過ごすためのもの”を選び抜いているように感じます。お手本にしたお店はあるんですか?

早苗で話す宇田川さんと飯塚さん

昔、叔父が近くの鶴巻町で自家焙煎の喫茶店をやっていて、憧れはありました。早稲田には他にも喫茶店がたくさんあって、幼い頃は父とよく訪れたものです。退職前、ぼんやりと出店を構想していた頃に、全国の喫茶店を巡りました。「喫茶店をやるからには、おいしいコーヒーを出したい」と思っていたんです。

コーヒーがお好きだったんですね。

あくまでやりたかったのは雀荘なのですが、いざ開業してみると、牌(はい)を取る順番が逆回りだったり、雀卓(じゃんたく)を囲みながらスマホでマージャンをする学生がいたりして、もはや時代が変わってしまったことを痛感しました(笑)。コロナ・パンデミックを機に雀荘は廃業し、喫茶店がメインになった流れです。

自由に集える、
学生たちのたまり場

――早稲田キャンパスから近い「早苗」は現在、多くの学生たちの“たまり場”としても機能しています。

4人掛けのテーブルも、1人で使ってOK。滞在時間も自由で、朝から晩までいてもらっても構いません。2人で来店し、9時間もカウンターで会話をしたりゲームをしたりする学生もいます。一つのテーブルを友人同士で利用する常連の方が多いですが、入れ替わり立ち替わり授業に出て、また戻ってくるので、誰が何を頼んだか忘れちゃいますよ(笑)。

部室のような使い方ですね(笑)。私も学生時代、授業の合間に学生会館や喫茶店で過ごしたのを思い出しました。席も、指定されると身構えてしまうので、自由に選べるのはうれしいですね。

私自身、実家が学生たちのたまり場になっていて、大学から帰宅すると誰かいました(笑)。一つの場所に集まるのが大学生の習性だと思うので、「早苗」もそういう場にしたいなと。

店主が薦める、
一杯と一皿

ホットサンドとメロンクリームソーダ
「ボロニアソーセージとチーズのホットサンド」と「メロンクリームソーダ」のセット(1,180円)

サンドイッチといえばハムとチーズが定番ですが、「早苗」のボロニアソーセージは大人っぽい味わいで、そんなところにもポリシーを感じます。メロンソーダの爽やかな喉越しと合いますね。正統派の珈琲店にはクリームソーダがないことも多いですが、コーヒーが飲めない人の選択肢が増えるのは良いですよね。コーヒーなんて飲めなかった子どもの頃に、祖父の喫茶店でクリームソーダを飲んだのを思い出しました。コーヒーに関しても、「早苗スペシャルティコーヒー」や「試験前ブレンドコーヒー」など気になるメニューがありますね。

早苗のコーヒー
早苗スペシャルティコーヒー(600円)

定番の「早苗スペシャルティコーヒー」は、ブラジル、コロンビア、ケニアの豆を使った一杯です。中深煎りで、どなたでも楽しめる一方、「試験前ブレンドコーヒー」はカフェインを多く含むブラジルのロブスタ種を使っており、試験勉強のお供にお薦めなんです。他にも、12〜13種類の豆を常備し、月替わりのオリジナルコーヒーを提供しています。

学生街で本格派のコーヒーを出しているのは、何か理由があるのでしょうか?

大学生って、“大人になる途中段階”じゃないですか。コーヒーも、お酒も、マージャンも、ちょっとずつ学んでいくのが大切で、「なんでも良いから低価格で」では成長できません。ちゃんとしたものを覚えてから、社会に出てほしい。そんな思いがあるから、コーヒーはハンドドリップで一杯ずつ入れて、豆にもこだわっています。

襟付きシャツにネクタイと、オーセンティックな服でいらっしゃるのも、そうした思いがあるからですか?

その通り。結構頑張っています(笑)。早稲田のような学生街では、常連になったお客さんが、4年サイクルで入れ替わっていく。一人一人の成長を見届けながら、たくさんの学生と出会えます。私自身は年をとっても、いつもお客さんは20歳前後。学生の皆さんと話すのが、最高に楽しいですね。

Meri’s Cafe File:
早苗

飯塚めりさんによる、早苗のスケッチ
【店舗情報】
住所
東京都新宿区戸塚町1-102
TEL
03-6265-9454
アクセス
東京メトロ東西線早稲田駅から徒歩4分
営業時間
月〜土曜日 11:00〜20:00(ラストオーダー19:30)
日曜日・祝日 13:00〜19:00(ラストオーダー18:30)
定休日:第2水曜日・第4木曜日
決済方法
現金○ カード○ 電子マネー○ QRコード○
Webサイト
waseda-sanae.com
Instagram
@wasedasanae

#02

「カフェや喫茶店には、お店ごとに違った効用がある」

――早稲田の街を彩る2軒を巡りましたが、いかがでしたか?

店主ご本人が楽しそうに経営されているのが印象的でした。お人柄に惹かれて訪ねる学生も多いのではないでしょうか。

――カフェや喫茶店には、普段どんなときに訪れることが多いですか?

気分を切り替えたいときです。例えば、仕事を終えた帰り道、そのまま家に向かわず、“一人会議”“一人反省会”みたいに喫茶店に立ち寄ります。カフェで打ち合わせをした後に、一人でまた別の喫茶店に行くこともよくあります(笑)。逆に、これから仕事をするぞという朝にちょっとだけ寄って、「ヤルゾ」とスイッチを切り替えるとか。他にも、例えば何かショックなことがあったときは、その気分が薄れるまで時間を要するものですが、喫茶店は旅行に行ったかのような濃厚な時を短い時間で過ごせる場所なので、短時間で気分を紛らわせることができます。皆さんも、“オンからオフ”でも、“オフからオン”でも、気分を切り替えたいときに過ごしてみてください。

――自分と向き合う時間をつくれるんですね。何か持参しているアイテムはありますか?

私の場合、喫茶店でPCを開くことは少ないです。喫茶店ではメニューやそこで起こったことを描く習慣があるので、そのためのスケッチブックと、自分の「壁打ち」のために字を書く用の手帳も持っていきます。また、PCで作成していたイラストや文章、企画書などをあえてプリントアウトして喫茶店に持っていき、見つめ直すことも。同じ作業を続けていると、どうしても行き詰まってしまうので、場所を変えて30分でも過ごしてみると、次にすべきアクションが見えてくることがあるんです。レポートや資料の作成などにお勧めですよ。

喫茶店でスケッチを描く飯塚めりさん
訪れたお店の雰囲気を絵日記で表現する飯塚さん。小さなスケッチブックとミリペンをいつも持ち歩くようにしている

――行きつけのお店の決め方を教えてください。

何より大切なのは、自分にとって「居心地が良い」と感じること。流行のお店や、評価が高いお店じゃなくても良いんです。授業後などに緊張しないで入れるお店を、自宅と大学、アルバイト先などのルート上で探してみてください。「いつでも行ける気軽なお店」が、自分の“定位置”になっていくと思います。そして、お気に入りのお店が複数あれば、気分に合わせてチョイスできるようになります。喫茶店って温泉みたいに、お店ごとに違った効用があるんです。さまざまな状態に合わせて処方される薬のように使い分けられると、日々の生活が豊かになりますよ。

――新しいお店は、どのように探していますか?

好きな雰囲気を感じるお店を、Googleマップで日頃からブックマークしておき、用事に合わせて行ったりします。お気に入りのお店と同じ時期に開業していたり、同じコーヒー豆を仕入れていたりすると、好みのお店と似た雰囲気のお店が見つかりやすいです。

――カフェや喫茶店という空間にはどんな力があると思いますか?

自分の考えを取り戻す力があると感じています。“頭の中にある独り言”を、いったん外に出してみるんです。例えば、家や大学でスマートフォンに向かっていると、一つの考えが、自分のものか他人のものか、境目がなくなってくることがあります。そんなとき、余白のような時間の中で物事を俯瞰(ふかん)できる空間が、カフェや喫茶店です。このような場所で“何もしないこと”こそ、日々の生活や人生では大切だと思いますね。

#03

魅力的なお店は他にも!

早稲田周辺のイラストマップ

【店舗情報】

3 / 6
イラスト
飯塚 めり
取材・文
相澤 優太(2010年第一文学部卒)
撮影
布川 航太
編集
株式会社KWC
デザイン・コーディング
株式会社shiftkey

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