学生・市民がイタリア選手と交流し、応援の気持ちを伝える
7月18日(日)、早稲田大学所沢キャンパスにて東京2020大会に向けた事前キャンプを行うイタリアオリンピック代表チームを歓迎し、選手と学生や市民で交流することを目的とした「イタリア選手団歓迎&交流イベント」が、オンラインで開催されました。早大生によるオリパラ推進プロジェクト「VIVASEDA」が、所沢市と協力して開催した本イベント。イタリア代表チームからは、Davide Di Veroli(ダビデ・ディ・ベローリ)選手、Alice Clerici(アリーチェ・クラーリチ)選手、Beatrice Monaco(ベアトリーチェ・モナコ)選手、Guillamue Bianchi(ギョーム・ビアンキ)選手の4名のフェンシング選手が参加しました。学生や市民も約120名が参加し、選手たちと交流しながら、応援の気持ちを伝えました。
イベントは歓迎動画で幕を開けました。動画には、VIVASEDAの学生や事前キャンプボランティアに参加する学生、そして所沢市役所職員の方など計33名が登場。「一期一会」という日本語を紹介しながら、選手たちを歓迎し、応援する思いを届けました。
続くクイズ・質問コーナーでは、クイズ形式で、選手に好きなことや好きなものを紹介していただき、その後今回の参加者から寄せられた質問を選手に投げかけました。普段の食生活について尋ねると、「パスタは欠かせない!」とイタリア選手らしい答えが。選手の知られざる一面に触れる貴重な機会となりました。本コーナーの最後には、「おもしろグッズクイズ」と題したクイズを出題。日本の100円ショップで売られている便利グッズを選手に渡し、学生や市民の参加者とともに、何に使うグッズなのか考えてもらいました。選手からはさまざまなアイデアが飛び出し、楽しいひと時となりました。
ミニゲームのコーナーでは、イタリア選手と所沢市立三ケ島小学校の生徒がチームを組み、「豆つかみゲーム」に挑戦。制限時間内に、箸でつかんだ豆をいくつお皿に移せるかを競いました。小学生とイタリア選手が一体となり、大いに盛り上がりを見せました。
最後のコーナーでは、参加者全員で東京2020大会公式応援プロジェクト「Make The Beat」(参考:VIVASEDA作)にチャレンジ。2020ビートに合わせ、みんなで手拍子を打つこの企画。選手と参加者全員で練習し、手拍子を合わせました。
すべての企画を終え、参加した4名の選手から感想をいただきました。ギョーム選手とベアトリーチェ選手は、「とても楽しかった。ミニゲームでは小学生と一緒に優勝できてよかった」、「素晴らしい経験になった。日本のみなさんと交流できてうれしかった」とそれぞれお話しいただきました。またアリーチェ選手は、「楽しかった。もらったグッズをぜひ使いたい」と、ミニゲームで贈呈したグッズに喜んでいる様子でした。そしてダビデ選手は、「招待してくれて、そしてみんなで応援してくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えられました。
最後に、参加者全員で「Forza(フォルツァ)」(イタリア語で「頑張れ」の意)と声をそろえてイタリア選手にエールをお送りし、イベントは幕を閉じました。イタリア選手と学生、市民が一体となって大いに盛り上がることができ、楽しく、またあっという間の1時間となりました。きっと選手にも応援の気持ちが届いたはずです。
文:早稲田大学VIVASEDA所属 政治経済学部 3年 山本 皓大