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久保 健雄 教授のご紹介【動物生理化学】
Thu 15 Oct 26
Thu 15 Oct 26
2026年4月に理工学術院先進理工学研究科生命理工学専攻(先端生命医科学センター(TWIns))に着任された久保 健雄先生にお話しを伺いました(取材日:2026/10/9)
<久保 健雄 教授プロフィール>
2026年4月 理工学術院先進理工学研究科生命理工学専攻 教授(任期付)
着任前:東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 教授
専門分野:動物生理化学
趣味:防波堤釣り、料理(最近はどちらもほとんどできていません。。)
休日の過ごし方:充電(リラクゼーション)に充てています。
先生のご専門について教えてください
専門分野・研究テーマは、ミツバチの尻振りダンスの神経機構の解明とツメガエルを用いた再生工学です。
1)ミツバチは、餌場の距離と方角の情報を「尻振りダンス」により巣仲間に伝えます。この時、ダンスをする働き蜂の脳の高次中枢(キノコ体)では、一部の神経細胞が活動しています。こうした神経活動がどのような感覚情報処理を表すのか調べ、将来的には実験室内での尻振りダンスの再現を目指します。2)ツメガエルの幼生(オタマジャクシ)は尾の再生能をもちますが、成体(カエル)は肢の再生能をもちません。哺乳類でも胎児は指の再生能をもちますが、成長に伴い再生能を喪失します。そこで、ツメガエルをモデルとして、幼生の尾再生に関わる分子機構を活性化することにより、成体の肢再生能の人為的な賦活化を試みます。
ヒメイワダレソウとセイヨウミツバチ(東京女子医科大学河田町キャンパス)
アフリカツメガエルの幼生(オタマジャクシ)
現在の研究分野に興味を持ったきっかけは何ですか?
東京大学薬学部時代の恩師(名取俊二名誉教授)に講師に採用していただいた際に、「無人の原野に点を打つような研究をしなさい」と、新しい研究テーマを開始するよ う勧めていただきました。そこで、その時、最も興味があった2つの生命現象(ミツ バチの尻振りダンスとカエルの器官再生)を研究テーマに選びました。また、当時、薬学部に在籍していましたため、将来的にはこれらの研究成果が、人の健康や福祉の増進につながることを期待しました。
研究の面白さや魅力は、どのようなところにありますか?
研究の面白さや魅力は、誰も知らない自然の現象やその原理を初めて見出すことができる点。その成果を社会に還元できたら、さらに素晴らしいと思います。
早稲田大学・TWInsだからこそ取り組みたい研究は?
私は早稲田大学・TWInsには「理工学融合分野」の研究者として採用していただきました。TWInsにはツメガエルの造血生理学で高名な加藤尚志先生やミツバチのロボティクス研究で高名な伊藤悦朗先生がおられますし、TWInsは再生医学や再生医療、ロボティクス研究のメッカです。こうした最高の環境で上記の研究テーマに取り組めることを、大変幸運なことだと感じています。
研究室(03C205室)
学生の皆さんへのメッセージをお願いします!
TWInsには傑出した研究業績をお持ちであることは勿論のこと、学生さん思いの素晴らしい先生方が揃っておられます。学生の皆さんは是非、貪欲に先生方から研究の思想や技量を学ばれて、人類社会の発展に寄与するための優れた研究能力を身につけられたら良いと思います。私も勿論、私が持っている研究の思想や技量は全て皆さんにお伝えするつもりですが、私自身も皆さんと共にさらに発展したいと願っています。
ツツジとセイヨウミツバチ(東京大学本郷キャンパス)
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