10月24日、スイスより医工連携・看護の専門家からなる大学関係者が、日中韓の3カ国を視察する一環として、TWInsを訪れました。まず初めに、理工学術院の戸部泰貴助手よりTWIns設立の経緯や他大学との共同大学院等について説明がありました。
また、TWIns内に置かれている医療レギュラトリーサイエンス研究所について紹介がありました。日本は基礎医学の研究においては世界でもトップレベルであるのに対し、基礎から臨床への橋渡しが圧倒的に弱い現状があります。新しい医療技術の実現のため、綿密な臨床研究などによる安全性・有効性の確認をいかに効率的に進めるかという課題に取り組んでいるのがこの研究所です。
その後、館内施設の見学をしました。地下1階の総合機械実験室では補助人工心臓「EVAHEART(エヴァハート)」が埋め込まれた人体模型や循環シミュレーターを前に、最先端の医療機器に関する研究を紹介しました。
次に、人体の管状の部分を内部から広げる医療機器、「ステント」の耐久試験の様子を見学しました。専門の機械による検証によって、ステント自体の効果と限界を明らかにし、最適な使用方法を事前に明らかにする取り組みを行っています。来訪者の皆さんは熱心に戸部助手の話を聞いておられました。
最後に、代表者からお礼の言葉とプレゼントをいただきました。どうもありがとうございました。