自治体が実際に直面している課題について、学生チームが連携先の自治体首長はじめ関係者に向けて解決策を直接提案する課題解決型のPBL型ワークショップです。現地を訪問するフィールドワーク、地域住民へのヒアリングを通じて生の声に触れ、地域社会への理解を深めることができます。
現地を訪問し、地域住民との交流
※実施時期や形式(オンライン、対面)は変更する場合がありますのでご了承ください。
①オリエンテーション:参加者(学生・自治体担当者・大学職員)同士の初顔合わせ。お互いの自己紹介や課題背景、地域に関する説明を受けて今後の方向性を見据えます。
②事前調査:オリエンテーション後は現地訪問(フィールドワーク)、地域住民へのヒアリングを見据えて 事前調査=下調べ期間 となります。地域の現状分析を踏まえて自分たちの提案の論拠となる仮説を組み立てます。
③フィールドワーク:実際に現地を訪問し、地域住民へのヒアリングや現地視察等を通して、グループ単位で仮説を検証していきます。
④自治体首長との懇談:自治体首長に対して、自治体に関する質疑応答や意見交換を実施します。
⑤追加ヒアリング、グループワーク:必要に応じて追加のヒアリングや班ごとに集まってグループワークを実施します。議論が煮詰まった際には大学職員が参加することも多々あります。
⑥中間報告会:フィールドワーク、関係者へのヒアリングを踏まえて作成した提案を自治体関係者に発表します。首長や自治体担当者からの貴重なフィードバックをいただけます。
⑦最終報告会:約2か月の間練りに練ったチームごとの提案を発表します。各回のテーマは自治体が実際に抱える課題なので、その解決策に対し参加者の期待も高く、緊張感もさることながら学生にとって貴重な機会となります。
⑧振り返り:最終報告会後はワークショップ全体を振り返り、ワークショップを通しての学び、自身の成長やチームへの思いを「言語化」し、チームメンバーと共有します。同じメンバーからのフィードバックをもらう機会(他己評価)もあるため、自身を振り返る機会となり、次の目標やさらなる学びの場を目指すきっかけとなります。
地域連携ワークショップでは、本学のディプロマポリシーに則した学修成果を測定しています。
10の質問項目について、4段階評価(4:当てはまる、3:どちらかといえば当てはまる、2:どちらかといえば当てはまらない、1:当てはまらない)で、参加学生の回答を受け付けました。
ワークショップ開始前の回答とワークショップ終了後の回答の比較で、特に大きな伸びが見られたのは以下の2項目です。
A:参加可能です。実際、未経験学生は多数参加していますし、選考で不利に働くことはありません。
A:ワークショップでは参加前後にアンケート形式で学習到達度合を自己評価いただいていますが、これまでの集計で主に「課題の解決方法を提案できる」や「健全に批判することができる」について顕著な伸び幅がありました。詳細は以下の記事をご確認ください。
A:基本的には、司会進行、時間管理、メモ、質問等全て学生の皆さんに実施いただきます。地域住民の方々との質疑応答や意見交換は地域連携ワークショップの醍醐味の一つなので積極的に参加ください。