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【活動報告:プロフェショナルズ・ワークショップ】読売新聞のプログラム(2022年度)が終了しました

2022年度で4回目の実施となった読売新聞とのプロフェッショナルズ・ワークショップが無事終了いたしました。2022年度はメディア・教育の第一線でご活躍されているプロフェッショナルの方々からレクチャーいただき、限られた時間内で「ニュース・リテラシーを広めるには?」というテーマについて、議論を重ね、企業に対して提言を行ないました。

ワークショップ概要

企業名:株式会社読売新聞東京本社
テーマ: 「ニュース・リテラシー」を広めるには?~報道機関への提言を考える~
参加学生数:15名(5名×3チーム)
※募集時は10名程度を定員としていましたが、読売新聞様のご厚意で15名の学生を受け入れていただきました。
活動期間:2022年10月11日(火)~2022年12月13日(火)
開催形態:全10回対面(うち1回は読売新聞東京本社で開催)

募集要項はこちら

公式ワークショップ活動の様子

■ 初回 オリエンテーション:2022年10月11日(火)

自己紹介に始まり、これから始まるワークショップ概要説明を行ったほか、読売新聞記者の方々より新聞の構造<見出しや前文>や読み方についてレクチャーいただきました。 その後、後半は「ニュース」に対する率直なイメージについて、読売新聞担当者と学生でフリーディスカッションを行いました。

■ 読売新聞社見学 :2022年10月18日(火)

大手町にある読売新聞東京本社に伺い、新聞作成の現場見学さらに新聞作成までのフローについて学びました。また、ニュースを読み解く力である「ニュース・リテラシー」の概念についてレクチャーいただきました。

■ ニュース・リテラシー教育の体験 :2022年10月25日(火)

実際に教育現場でどのような「ニュース・リテラシー」教育が行われているか、教育現場の第一線で活躍するプロフェッショナルに模擬授業をしていただきました。講義では、ニュースができるまでの過程や、「言葉」「画像」「数字」の使い方で読み手側の印象が変わってくる点をご教示いただき、情報を正しく読み解くことの重要性を学びました。

■ 取材・記事作成体験:2022年11月1日(火)・11月8日(火)

現職のアナウンサーをお招きし、経験談を踏まえ「メディア・リテラシー」についてご講演いただきました。講義では、読み手(視聴者)側のニュース・リテラシーだけでなく、発信者側も影響力を意識することが重要であることをご講演いただきました。
学生はご講演いただいた内容について記者会見形式で取材を行い、それぞれ800字の記事にまとめました。その後、読売新聞の方々より学生が作成した記事についてフィードバックをいただき、数字、具体例を入れた書き方や事実確認の大切さについてレクチャーいただきました。

■ 提言に向けグループワーク :2022年11月15日(火)~12月6日(火

ワークショップ前半でインプットした内容を踏まえ、企業への提言に向けてグループワークを行ないました。時にはチームとして議論がまとまらず悪戦苦闘する場面、時には白熱した意見が飛び交う場面も見られ、学生が一生懸命取り組む様子が伺えました。

■ 最終報告会:2022年12月13日(火)

最終報告会では、読売新聞に対して対面形式でチームごとに直近2年内で実現可能な「ニュース・リテラシー」を広める提言を行いました。約2か月間の集大成として、それぞれが堂々と発表を行い、学生ならではの視点から「大学生も参加するプログラム」「アプリ」「ワークシート」といった内容が提案されました。

提言内容について、実現可能性の観点から厳しい指摘もありましたが、読売新聞からはぜひ検討したいといった評価もいただきました。

参加者の声

  • 社会人の方の課題に向き合う姿勢について学べた。特に、今回の課題は正解が本当にないものであった。社会人の方も手探りでいろいろな課題を解決しようとしているのだということを学んだ。ただ、その中で最も大切だと思ったのは、課題を明確化することであった。明確化することで、自分たちのアイディアにどのような価値があるのかはっきりと示すことができると感じた。(政治経済学部2年)
  • 決められた時間のなかで一つのことに徹底的に向き合うことの難しさを学びました。明確な答えがない問いに向き合い考え続ける行為には苦しい部分もあり、それこそ煮詰まって諦めたくなったり頭から煙が出そうになるほど熟考したりしました。それでも最後までやり抜いたからこその気持ちよさがありました。(教育学部3年)
  • 社会人として、社会に貢献していく意識を強く持ちながら、そのプロセスにおいて、自身の信念やアプローチ、目的を忘れずに、各分野専門の技を磨いていける人がプロフェッショナルなのだなと思いました。これまで、専門知識や技術がある人がプロだと思っていた部分があったことから、水面化に意志が存在することを認識できた点で変化がありました。(文化構想学部1年)

担当職員後記

  • 学生たちが正解のない課題に対して、粘り強く議論を重ね、解決策を考え抜く姿に、感動しました。また、学生ならではの柔軟な発想力や情報収集力を目の当たりにして、大変刺激を受けました。
  • グループで各々が個性を発揮したうえで、議論を重ね、一つの提言を仕上げる様子を間近で見ることができました。一つのテーマに対してじっくり、学部学年が異なるメンバーで考える機会は貴重だと思いますので、今回の経験を糧に、参加した学生皆さんが今後活躍されることをお祈りしています。
  • 「新聞」、「ニュース・リテラシー」について知見を深めることに加え、多種多様な背景を持ったメンバーと議論をする難しさがあった中、学生の皆様本当に真摯に取り組んでいらっしゃいました。最初は「新聞」に対して馴染みがないメンバーもいた中で、どのグループも、回が進むごとに頭から煙が出るくらいメンバー同士で話し合っている姿をそばで見ながら、この普段の授業とはまた違った難しさを乗り越えた体験は、皆様の学生生活における財産の1つになったのではないかと感じました。2か月間、本当にお疲れ様でした。
  • 学生の皆さんが専門性の高いテーマに対して果敢に取り組み、読売新聞社の方や職員のフィードバックを真摯に受け止めながらグループでひとつの提言を考え抜く姿を見て、学生ならではの柔軟な姿勢や、たくましさを大いに感じました。
    今回のワークショップを通して実感された、ご自身の強みをさらに活かして、これからも果敢に挑戦してくださいね!陰ながら応援しております。最後になりますが、大変貴重なご機会をいただいた読売新聞社の講師の皆さまへ、改めて御礼申し上げます。

問い合わせ先

教務部教育連携課
[email protected]

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