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【活動報告:地域連携ワークショップ】唐津市のプログラム(2022年度)が終了しました

佐賀県唐津市との地域連携ワークショップが多くのみなさまのお力添えにより、無事全てのスケジュールを終了しました。多数の応募者の中から選考を通過した10名の学生が2つのチームに分かれて「『唐津産品』をもっと知ってもらうには? ~魅力を発信し、販売促進につながる施策を提案せよ!~」をテーマに、約2か月間にわたるワークショップに取り組みました。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響により全面オンラインでの活動となりましたが、今年は感染対策を徹底し現地でのフィールドワークを実施することができました。

景色がすばらしい名護屋城跡にて

ワークショップは7月初旬のオリエンテーションからスタート。唐津市のご担当者からテーマの内容や背景について説明を受け、初対面の学生たちは様々なツールを駆使しながら積極的にコミュニケーションを取り、7月末まで自分たちなりの仮説設定に向けて情報収集や議論を重ねていきました。

8月初旬、3泊4日のスケジュールで現地でのフィールドワークを行いました。現地では市内視察に加えて唐津市の生産者や事業者、行政関係者などへのインタビューを実施。学生たちは現地を実際に見て、生の声に触れる重要性を噛み締めながら提案内容を組み立てるとともに、フィールドワーク後もオンラインでのヒアリングをするなど情報収集と分析を継続しました。

現地の方々に直接お話を伺いました

貴重なお話の数々にメモを取る手も休まりません

8月下旬に実施した中間報告会では、提案に対して唐津市役所の方々や昨年度のワークショップ経験学生などから多様な意見や指摘を受けました。フィードバックをどのように自分達の提案に反映していくか試行錯誤しながら提案をブラッシュアップし、最終報告会に向けた準備を進めました。

そして迎えた最終報告会。峰達郎市長をはじめとした多くの市の関係者を前に、学生たちは堂々と自分たちの言葉で集大成となる提案内容を発表しました。「『エシカル』をコンセプトにしたキッチンカーでの唐津産品を用いたフレンチ弁当の販売」新日本プロレスリングとのコラボ事業をふまえた弁当開発コンテンツの配信と首都圏のコンビニでの販売」といった学生ならではのオリジナリティと調査結果の分析を踏まえた具体性のある提案は、学生たちが積み重ねてきた議論の成果を感じさせるものでした。
峰市長からは、「唐津のことを思って提案してくれた。執行部と戦略につなげられるか考えていきたい。」とのコメントもいただき、学生たちは達成感と充実感を感じられたことと思います。

最終報告会を終え新日のT選手の決めポーズで記念写真

最終報告会後に実施した学生同士の振り返り会では、「チームメイトの強みや役割を認め助けあいながらチームで課題に取り組む重要性を学んだ」「大学で学んだ内容を社会で実践する難しさを痛感した」など、ワークショップを通じて様々な学びがあったという感想がありました。それらの学びが今後の学生生活や社会で生かすことができると信じて、全行程を終えました。

参加学生の声

  • 今回のワークショップでは特に実際に現地・現場を訪れ、話を聞いたり体験することの重要性を痛感しました。ネット上からはわからない生の声や現状を知ることができ、より現実性のある提案ができたと思います。また、チームとして取り組む楽しさも再認識できました。意見が食い違うところも多々ありましたが、議論を重ねそれを乗り越える度に団結力が強くなるのを感じました。チーム内での自分の役割を見つけ、自分なりに役立てるように努力しました。その結果自分自身を見直すことにも繋がりました。大学2年生というタイミングで非常に貴重な経験をさせていただきました。(商学部2年)
  • このワークショップで唐津市を初めて知り、初めて訪問しました。はじめは、何も知らない状態から2ヶ月間でどれだけ期待に添える提案ができるか少し不安もありました。しかし、現地訪問とヒアリングを通して、唐津産品の魅力はもちろん、唐津市役所の方々、唐津市の方々の思いや親しみやすいお人柄に触れ、提案にかける思いが一層強くなりました。それぞれ異なる得意分野をもったメンバーでグループワークを重ね、意見が割れたこともありました。最終的には良い部分をたくさん吸収して、チームでとても満足のいく提案になったと思っています。ワークショップでできたつながりを大切にして、唐津市にもまた遊びに行きたいです!(政治経済学部2年)
  • 主体的に、積極的に行動することが要された2か月間でした。自治体や企業、地元住民の方など様々な人々にお話を伺い、どうすれば彼らを巻き込むことができるのか、チームで悩み続けた時間は大変でもありましたが、振り返ると貴重な時間でした。地方創生に関する学びだけでなく、チームで目標を達成するために必要な「要素」を実践的に学べるワークショップでもあると思います。(文化構想学部3年)
  • 普段の大学生活では出会うことがなかった、異なるバックグラウンドを持つ学生と一つのチームとして課題に向き合うことを通して、チームワークの重要性を再認識しました。メンバーの専門分野や興味関心はバラバラだったのですが、だからこそ様々な視点から提案を磨き上げることができたと思います。このワークショップでは文系理系を問わず、どんな専門分野を持つ学生でも活躍できると思います!(国際教養学部4年)

※本ワークショップの様子は複数の新聞やメディアにて取材・報道していただきました。その一部を以下のリンクよりご覧いただけます。

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