【活動概要】
連携先:新潟県燕市・公益社団法人つばめいと
テーマ: 燕市出身者が地元との関係を深めるために「地域が出来ること」「わかものができること」を考えよう
参加学生数: 5 名
活動期間: 2022 年 1 月 20 日(木) 〜2022 年 3 月 11 日(金)
募集要項はこちら
本ワークショップでは、燕市を地元とした東京近郊在住の学生が燕市により一層の愛着をもつことを目指し、
地域との関係を深めるための効果的な企画を同世代ならではの視点で考え、検討し、報告会で発表しました。
【活動報告】
ものづくりが盛んなまち(特に洋食器の生産では世界的なシェアを誇る)である新潟県燕市。
そんな燕市に、出身者&都市部在住の若者のUターンを促進できるよう、学生たち(早稲田大学つばめ振興会)が約2ヶ月半、ワークショップに取り組みました!
1月中旬からワークショップがスタートしましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、現地視察及び現地での報告会が実現できませんでした。しなしながら、学生たちは最後まで諦めず、約2ヶ月半の間燕市を
想い、より良い施策提案にむけ駆け抜けました。

燕市長にオンラインヒアリング
ワークショップは、燕市役所や公益社団法人つばめいとよりご協力をいただき、多くの燕市の方々にオンラインでヒアリングを実施。実態を把握することからはじまりました。社会人へのヒアリングは緊張し、普段使い慣れていない言葉遣いを意識する等、はじめは苦労している様子もありましたが、燕市の方々の優しく温かな対応のおかげもあり、段々とヒアリングにも慣れていきました。また、グループワークもオンライン上で実施していたこともあり、その難しさを痛感しながらも、自分たちなりに意見をぶつけ合い、各々の個性がまとまったチームとしてうまく機能していきました。
2月下旬に行った中間報告会では、提案内容だけでなく、プレゼン方法についても厳しいご意見・ご指摘を受けましたが、学生たちは良い成長の機会だと前向きに捉え、最終報告会にむけさらに1段階ギアを上げて活動をしていきました。

最終報告会の様子~対面でのプレゼンテーション~

最終報告会の様子~対面とオンラインを併用したハイブリッド形式で実施~
最終報告会では、ヒアリング内容や客観的なデータをもとに、提案の背景から効果までわかりやすいプレゼンとなっており、中間報告会からの急成長ぶりに驚きました。ご講評では「提案内容にあった課題は燕市としても大きな課題であり、的を得ている良い提案であった」といったコメントもあり、学生たちの頑張りを評価いただきました。
約2ヶ月半の活動を通じ、学生たちは各々の強み・弱みを理解し、チームで全力で取り組んだワークショップに
達成感、満足感を感じていたようでした。

最終報告会~オンライン上で記念撮影~
【参加学生の声】
- 「出身者にUターンしてもらう」という目標達成は多くの地域で大人たちが知恵を振り絞っても難しいものである分、WS中に投げ出したくなるような大変な時間も多かったです。しかしヒアリングを通して現地の声を聞き、自分たちの視点で課題を考えて解決策を提案することは楽しくもあり、表現することのできない達成感を感じました。またWSを通してグループでのアイデア出しの仕方や意見のまとめ方、PPT作りやプレゼンの仕方など社会に出たら必要不可欠ではあるけれど学校の授業ではなかなか学びにくいスキルも職員の方々のサポートのおかげで身につけることができ自分自身の成長を感じることができました。
- 学部・学年の違う早大生同士で議論する事に最初は不安もありましたが、ヒアリングやMTGを重ねる度に打ち解け合い、嬉しかったです。自分の弱点を知る事が出来るだけでなく、燕市の皆様をはじめ、仲間と出会えたこのWSにチャレンジして良かったです。