University-Social Relations Liaison Section早稲田大学 教育連携課

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【活動報告:地域連携ワークショップ】珠洲市のプログラムが終了しました

ワークショップ概要

連携先:石川県珠洲市
テーマ:20代から始めたくなるローカルキャリアとは?~能登半島のさいはてで考えるこれからの働き方~
参加学生数:10名
活動期間:2021年7月7日(水)~2021年9月22日(水)
募集要項:こちら

本ワークショップでは、学部も学年もバラバラな10名が2チームに分かれ、能登半島の最先端にある珠洲市のローカルキャリアについて考え、提案を行いました。新型コロナウイルス感染症の影響により、残念ながら全面オンラインでの開催となりましたが、学生たちはそれぞれの思いを胸に、熱いひと夏を捧げました。

ワークショップ活動の様子

■ 初回オリエンテーション(2021年7月7日):

学生同士や我々職員とはもちろんのこと、学生たちは珠洲市役所で働く杉盛さん・馬場さんともドキドキの初対面!少し緊張した面持ちで、ワークショップの概要説明がスタート。自己紹介し合い、相手の思わぬ一面も知って盛り上がりつつも、何となくお互いに探り探りな様子でワークショップがスタートしました。

■ チームミーティング(2021年7月~9月):

授業やバイト等、お互いに忙しい時間の合間を縫って、各チームでディスカッション。アイスブレイクも挟みつつ、画面越しではありながらも、徐々にお互いの距離を縮めていった様子でした。珠洲市について自分たちでとことん調べ、周囲の情報も活用しつつ、珠洲市の課題に対して自分たちで仮説を立て、インタビューや報告会に向けて熱心に準備していました。

■ インタビュー(2021年8月~9月):

本ワークショップの目玉イベントの一つ。毎回「はじめまして」の連続で緊張の中、珠洲市長・Uターン者・経営者・高校生や先生等、様々なバックグラウンドを持つ珠洲市の方々に対し、学生自ら進行してインタビューを実施。当初は、用意した質問をするのに必死だった所から、相手と会話のキャッチボールをしつつ、相手の真意に迫るような質問を柔軟にできるようになっていく様子が印象的でした。

■ 中間報告会(2021年9月8日):

両チーム、初めて珠洲市の方々に自分たちの提案をプレゼン。前向きなフィードバックで喜ぶシーンもあれば、厳しいフィードバックで撃沈するシーンもあり…忌憚のない意見に対して各人が正面から向き合い、両チームにとってターニングポイントともなる一日でした。

■ 最終報告会(2021年9月22日):

これまでの集大成となる最終プレゼン。中間報告会でのフィードバックを踏まえ、昼夜問わず議論と推敲を重ね、両チーム共に堂々と珠洲市の方々へ提案を行いました。フロアからは、提案がブラッシュアップされたからこそとも言うべき熱いフィードバックがあり、メンバーは時折悔しい表情も浮かべつつも、最終的には珠洲市長から前向きなコメントもいただき、各々、全力でやり切った清々しい表情で一杯でした。

参加者の声

  • このワークショップを通して多くの「力」をつけることができました。伝える力・聞く力・考え抜く力・調べる力・発信する力…etc。珠洲市の人々へのインタビューや毎日チームで集まって話し合ったミーティングで段々鍛え上げられたものです。もちろん全てが完璧に出来たわけではありませんし、自分が全然役に立っていないんじゃないかと思い悩んだ時もありました。しかし参加する前がゼロだったとしたら体感10ポイントは自分の能力値が上がったと思います。
    2ヶ月間という短い期間でしたが、ひたすら珠洲市という地域や人と向き合ってこの街のためにできることを模索した一夏の思い出は何事にも変えられない貴重な経験でした。
    自分には何ができるのかわからない人、夢や目標がない人、がむしゃらに頑張ってみたい人、ぜひ参加してみてください。終わった後にはきっと前の自分とは少し変わっているはずです。(教育学部4年)
  • 今回は感染症流行の影響で実際に現地に訪れることは出来ずオンラインで行ってきましたが、オンラインだからこそ多くの方にヒアリングすることができたり、多くの時間を仲間と議論する時間に費やすことができたと思います。本当に充実した2カ月半でした。
    本ワークショップは「20代から始めるローカルキャリアとは」という大きなテーマから始まり、企業の新商品や新サービスを考えるのとはまた違った難しさがありました。例えば、理想の珠洲の姿や日本における地方の存在、変えていかなければならない部分と残していかなければならない価値などを考える必要があり、具体案を考える以前に多くの時間をそこに費やしました。理工学部で参加したのは私だけでしたが、技術や自然科学的知識を扱う私たちこそ、それを利用して”どんな社会を目指したいのか”という問いに意識的になり、真剣に考えていかなければならないと思います。このワークショップを通じて私は普段理工学部生としては学べない多くのことを学ぶことができました。(創造理工学部3年)
  • 受け身の学生生活ではできないような経験や出会いがこのワークショップにありました。自治体や一般市民の方々とのヒアリング作業、初対面の学生と協力してひとつの報告を作り上げる作業など、未熟な自分にとって馴染みのない経験ばかりでしたが、それ故に自分自身が成長するきっかけとなりました。関わった人すべてに「なにか」を残してくれるそんなワークショップです。(文化構想学部2年)

担当職員後記

ここ数年、新型コロナウィルスの影響もあり、なんとなく世の中の活気が薄れつつある気がしていた中、学生たちが自らの意思で本ワークショップに参加し、全力投球して日々成長していく姿に「早稲田の若者のポテンシャルは凄い!」と感動し、勇気づけられました。心から誇りに思います。皆が活き活きと過ごせる社会の実現に向けて、職員としてこれからも携わっていければ幸いです。本ワークショップの開催にあたり、多大なるご協力をいただいた珠洲市の皆様、教育連携課の皆様、そして最高の思い出をくれた学生の皆様、本当に有難うございました!

問い合わせ先

教務部教育連携課
[email protected]

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