University-Social Relations Liaison Section早稲田大学 教育連携課

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地域連携で絆を深める ふるさと京都の中学生・高校生のための現役早大生企画「アタリマエをウタガウと見える世界」開催報告

京都の魅力について意見を出し合うグループワーク

6月17日(日)、京都出身の早稲田大学現役学生が中心となり、ふるさと京都にて中学生・高校生参加型ワークショップ「アタリマエをウタガウと見える世界」を開催(*1)。京都府在住、在学の中学生・高校生など16人が参加しました。この企画は本学教務部主催の「早稲田大学地域交流フォーラムin京都」のひとつの企画として位置づけ、京都が大好きな京都出身の6人の現役大学生(*2)が、ふるさと京都の中学生・高校生のみなさまに“学ぶ楽しさ”を伝えたいという熱い想いをカタチにしたものです。早稲田大学校友会京都府支部のみなさんにも協力をいただき実施いたしました。

東京に出てきてあらためて気づいた京都の魅力

「観光客が多い時のメリットとデメリットは?」について考える参加者

ふるさと京都の中学生・高校生のみなさまに“学ぶ楽しさ”をどのように伝えればよいのかについて、議論するところからこの企画は始まりました。たくさんのアイデアが出ましたが、中でも『東京に出てきてあらためて京都の魅力に気づくことができた』『早稲田にはいろいろな地域や国の学生がいて多様な視点に触れる機会が多い』との意見が共通して多かったことから、『さまざまな人の視点、考え方に触れながら、これまで気づかなかった京都の魅力をみんなで見つけよう』と方向性が決まりました。

そこで今回、16人の参加者が4つのグループに分かれ、グループワークをすることとしました。多様な視点に触れることができるよう、グループは異なる学校や学年の生徒で構成。また、今回は早稲田大学校友のみなさまと参加者の保護者の方などで構成する大人チームも結成し、大人の視点からみる京都も知る機会も設けました。

参加者からは

  • 「色々な意見が出て、自分の思考の幅が広がった。」
  • 「年下の子のクリティカルな意見に刺激を受けた。」
  • 「他の学校の人と意見のまとめをするというのは、めったにないので、またやりたい。」

といった意見があり、日ごろ交流することが少ない人たちのモノの見方に触れる貴重な経験ができたようです。また、

  • 「アイデアを出し、意見をまとめるのが新せんだった。」

という意見のように、短い時間で多くのアイデアを出して、共有し、まとめていくという、将来どの分野に進路を取ったとしても重要になってくる体験に楽しさを感じて取り組んでいただけた様子が伺えました。

大学生が何を考え、何に悩み、進路を決めたのか。

「あえて二兎を追ってください。」という小学校の担任の先生からの言葉を熱く紹介する矢野さん

中学生・高校生自身がこれから進路を切り拓いていく際のヒントになるよう、ワークショップに加えて、現役大学生の講演も実施しました。ここでは、大学生が何を考え、何に悩み、進路を決めたのかといった体験談をはじめ、大学に入学してから取り組んできたこと、一人暮らしをして感じたふるさと京都への想いなどについて語りました。参加者からは、

  • 「大学生の考え方や京都への想いなど知れてとても素敵な気持ちになりました。進路を決めていくの不安でしたが、とても前向きになれました!妥協せずに後悔しない進路を選びたいです。」

とご感想をいただきました。

中学生・高校生の学びだけでなく、現役大学生の学びにも。

京都の中学生・高校生に興味を持ってもらえる内容をグループワークで考える現役学生メンバー

今回の企画は京都出身の学生の『京都の中学生・高校生のためになることがしたい!』という熱い気持ちが原点になって、企画検討におけるアイデア出しから準備、広報活動、当日の対応まで積極的に取り組んできました。どのような企画にすれば、京都の中学生・高校生に興味を持ってもらえるのか、新しい視点に触れる機会が増やせるのかを考え、他都道府県出身(海外を含む)の早稲田生の感じる京都の魅力に関するインタビュー動画を撮影したり、68人の学生アンケートを集めるなどの活動を重ねてきました。

このように何もないところから、アイデアを出しながら企画を作り上げていくことは、現役大学生にとっても学びの機会になったようです。現役学生の感想(抜粋)を紹介します。

  • 「同じ京都出身の現役学生として、メンバーの普段の生活や頑張り、みなさんのすごさを感じることができ、私自身すごく刺激をいただきました。」
  • 「いろいろなところに飛び込んでみることの大切さを学んだ。」
  • 「タイムマネジメントの難しさを改めて感じましたが、やりきることができて良かったです。」
  • 「今回は中高生に新たな視点を持ってもらおうというテーマだったけど、大学生の私自身も新しい発見がたくさんあり、京都のこと、世界のこと、そして自分のことを見直すきっかけになりました。」

ふるさと京都における地域連携で絆を深める

早稲田大学では創立後間もなくから、全国各地において「早稲田の知」を広める活動を積極的に行ってまいりました。その精神を受け継ぎ発展させるものとして「早稲田大学地域交流フォーラム」を開催しており、本企画に繋がっています。

また、早稲田大学校友会京都府支部のみなさまにもご協力いただき、現役学生と校友が連携してイベントに取り組む足掛かりにもなりました。今回の参加者が将来、早稲田大学の学生となり、学生の立場で、次の世代の中学生・高校生と関わる、そして、今の現役学生は京都・日本・世界で活躍する校友となり、校友の立場で支援していただく。このように、世代を変えながらも地域連携の絆を深め、地域の活性化につなげていくこともこの取り組みの目指す将来像です。

(*1)中学生・高校生参加型ワークショップ「アタリマエをウタガウと見える世界」開催案内
https://www.waseda.jp/inst/sr/news/2018/04/14/1074/
(*2)京都府出身の現役学生スタッフ6人(2018年)
上出 梨乃(文化構想学部2年)
大垣 翔 (政治経済学部3年)
杉本 天 (国際教養学部2年)
松室 美帆(創造理工学部3年)
三柳 茉史(政治経済学部3年)
矢野 雄大(教育学研究科 修士1年)

 

問い合わせ先

教務部教育連携課
[email protected]

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