2018年4月14日(土)、ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイにて、2018年度第1回目となる早稲田大学地域交流フォーラムが行われ、校友の照屋朋子さん(2007年法学部卒)による「モンゴルから世界へ‐NGO設立、ダボス会議、世界一周を経て-」と題した講演を実施しました。
照屋さんは、高校時代、ボランティアで知ったモンゴルのストリートチルドレンの支援を決意し、本学入学後単身モンゴルに渡り、孤児院の子供たちや先生との交流を深めるようになりました。そして、劣悪な環境を強いられる子供たちの進学や就職を支援するNGOユイマールを設立。様々な困難を乗り越え、ユイマールの支援を受けた子供たちが国内外の最難関大学に進学する環境を作り上げました。
これらの取り組みが認められ、2015年、照屋さんは世界経済フォーラムから、世界の若手リーダー50人に選出され、ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)に唯一の日本人若手リーダーとして参加。照屋さんは現在、紛争国の学校の軍事利用問題を解決するため、「学校保護宣言」の日本政府調印に向けて活動しています。これらの活動に至る経緯のほか、照屋さんの心を今でも支える、本学在籍時の恩師から学んだ「一点突破」の思考や、難局を乗り越えるきっかけとなった恩人との大学での出会いのエピソードにも触れました。
講演会後の地元高校生との座談会では、質疑応答形式で、講演会では伝えきれなかった熱い想いや、より詳細なエピソード等、時間の許す限り語り合い、高校生からは「世界の子供たちの状況が見えた、日本だけでなく世界にも目を向けていきたい」「早稲田大学には色んな可能性があることが分かりました」などの感想が寄せられました。
![]() 講演中の照屋朋子さん |
![]() 熊本の高校生と記念撮影 |
![]() 照屋さんを囲んだ座談会 |