Dormitory Desk, Student Affairs Section (Former Residence Life Center) 学生生活課 学生寮デスク(旧レジデンスセンター)

その他

カンボジア・タイ研修(2020年2月実施)

2回目の実施となるカンボジアとタイ2か国を訪問する海外SIアワード研修。各訪問先で生活・活動されている方々との交流が多く盛り込まれた7日間の研修は、参加寮生13名にとって現地の良さと課題も理解し、今自分たちにできることを考えるきっかけになったようです。

将来への礎

現地で実際に見て感じて話を伺い交流しながら異文化の内面について考える。毎日の出来事が新鮮で、日常の勉強や単なる観光では感じる事が出来ない多くの学びを得ることが出来ました。大学生という多感な時期に、多種多様なバックグラウンドをもつメンバーと共に異国の地で行動し意見を交わし普段できない貴重な体験をしたことで、価値観が豊かになり自分自身のアイデンティティを固めるきっかけとなりました。

今回訪れたカンボジアとタイを含め、東南アジアの歴史や文化は、学校で学ぶ機会が少なかったので、現地で実際に見て、生の声を聞き、交流しながら学べたのはとても貴重な経験でした。アンコールワット遺跡群およびその周辺の農村や中学校では、遺跡修復の専門家や現地支援の方々、現地の中学生にお話を伺い交流できました。銃撃戦や破壊の痕、貧困や教育問題など表面に見えている問題だけでなく、その裏側にある、遺跡が持つ複雑な歴史的背景、文化的重要性、また現地の経済体制や生活の実情を目の当たりにして、それらが生じた原因や経済的に自立するための施策を教わり、深く考えさせられました。

タイでは日本語学校、バンコク稲門会、国連開発計画(UNDP)で意見交換をし、アユタヤ遺跡群の見学をしました。日本に憧れ日本語学校で勉強するタイの現地の方々、バンコクに様々な理由で移住し生活しているバンコク稲門会の方々、将来を見据え国際機関の最前線で活躍なさっているUNDPの方々との交流は、どれも初めて聞くお話ばかりで、日本とタイの生活文化の共通点や違いを認識したとともに、自分のキャリアや働き方など将来について改めて深く考えることが出来ました。自分がどのような社会でどのように生きたいか自分の意見を固めることが出来たと思います。

研修中、自由時間も多くありました。今振り返ると自由時間は普段のSIで習ったことを実践する場になっていて、周りの友達からまた違った刺激を受けたことで自身の成長につながったと思います。行き先を決める時や現地の方々との交渉の時に「物事の伝え方」「リーダーシップの取り方」「理想的な取捨選択の仕方」「自己管理危機管理」などなどSIで学んだ多くのことを実践できたと思います。最も印象的だったのは、「一人でやってしまうと周りのみんなが調べなくなる。リーダーとは決め方を決めて周りをまとめる人だ。」ということを実際に実践できたことです。最終的には「ナイトマーケットに行く」、「バナナペーパーを買う」、「象に乗る」など、全員で意見を出し合い、それぞれの目的を実現できたと思います。

このような充実した7日間を過ごせたのは、周りの多くの方々の協力を頂いて出来たことです。研修では、早稲田大学やWISHの幅広い人脈、自分たちの恵まれた環境を改めて痛感し、感謝の気持ちと共に夢に向かってより一層頑張ろうと思いました。そして自由時間では、普段のSIプログラムでの学びをアウトプットするとともに、引率の職員の方やRAの先輩方のグループをまとめ、リードしてくださる姿に大いに刺激を受けました。WISHでの活動、特にSIプログラムは、将来の自分の礎を築ける機会があちこちに散りばめられています。今後もその機会を逃すことなく、多様な価値観をもつより多くの人と、意見を出し合い行動に移しお互い刺激を受け背中を押しあいながら成長していきたいです。

(基幹理工学部/L.F.)

学生生活課 学生寮デスク(旧レジデンスセンター)は、早稲田大学の学生寮に関する運営政策の企画立案ならびに学生サービスのための機関です。

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/rlc/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる