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WISH国内合宿研修 北海道 Part2 士別市(2019年8月実施)

研修の舞台は北海道。2週間のインターンシップ研修に4名の寮生が参加しました。前半1週間は、訓子府町を拠点に養蜂、酪農、観光について、後半1週間は士別市で有機農業について体験を通して理解を深めました。東京を離れ、第一次産業と雄大な自然に囲まれて過ごした2週間でその素晴らしさと苦悩を感じとったようです。今回は研修後半の体験記をお送りします。

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後半の研修は⼠別市に移動し、有機トマト農家のイナゾーファームで行いました。ハウス見学で採ったトマトをその場で食べると、今まで食べたトマトの中で⼀番美味しかったし、本当にトマト!?と思うくらいジューシーでした。こんなに美味しいトマトを10 年も作り続けられるのは経営者である谷さんご夫妻や、暖かいご家族、縁の下の力持ちであるお仲間など、多くの方々の努力や愛情があるからこそだということをこの研修で学びました。

1日の流れとしては、朝8時からその⽇出荷するトマトを10 ⼈ほどでコンテナいっぱいに1人3、4 箱分ほど摘みます。午後からは、トマトが育ち易くなるように脇芽を取ったり、枝をネットにうまい具合につけていく誘引という作業やトマトジュースを作るためにヘタをとったりする作業を⾏ないます。風の通らないハウスの中での作業は暑くてクラクラしましたが、パートの皆さんがとても優しく、おしゃべりをしながら楽しむことができました。しかし、ヘタ取りの作業になるとなごやかな雰囲気から一変、皆さん真剣な表情で、ひたすら取って、測って、洗っての繰り返しで、この作業が正直⼀番きつかったです。3時間で400 キロものトマトのヘタ取ることもありました。また、研修の途中でジャガイモ掘りのお手伝いもしました。ジャガイモを掘って、選別して、草取りをして、というこの作業は本当に根気と⼒仕事で、3⽇間程筋肉痛になりました。

このように実際農業の世界は経験してみないと分からない大変な面が多かったです。ですが、それと同じくらい楽しさや達成感、爽快感がありました。大自然の中で農業をしてみると、⾃分も「生きてる」と実感できました。そして農業は天候次第の生きた仕事で、思うようにならないことや体力勝負の厳しいところも実際多くあります。特に谷さんのようにオーガニックで生産から販売までをご自身で手がけるとなるとその大変さは何倍にもなります。だからこそ、私より50歳くらい年上の方々が元気にきびきびと仕事をされている姿を⾒て、その偉大さに感動しました。今日、私たちが不自由なくご飯を食べられているのは汗水流して⼀生懸命作ってくださっている方々のおかげだなと身を以て感じた研修でした。

暖かい北海道のみなさんと⼀緒に農業体験ができたのは最高の忘れられない夏の思い出です。本当にこの研修に参加できて良かったです。

(T.W.)

 

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