舞台は冬の新潟県。雪が一面に広がる南魚沼市で5日間の研修を実施しました。
この地域ならではの体験を通して、東京とは異なる自然に囲まれた生活の良さを感じながら過疎高齢化の進む地域の実情への理解も深めました。
体験しよう!豪雪地帯の生活
雪、雪、雪!私たちが辿り着いたのは、豪雪地帯である新潟県南魚沼市の栃窪集落。まず言わせてもらおう、君も絶対ここに行くべきだ!そう強くお勧めできる理由を、私が現地で特に気になった体験・学びと共にここでお伝えします。
まずは「雪堀り」体験!驚くなかれ、自分たちの身長の二倍以上ある雪を、せっせと運んでいくのです…。村の人たちは毎日これをやっているのかと思うと気が遠くなりました。雪堀りの合間には絶品郷土料理が振る舞われ、おもてなしの心が身に沁みます。
そして雪山散策。「無音」の空間に身を投げ出し、寝っ転がって空を仰ぐと、顔の上でジュンワリと溶ける雪があんなに愛おしいとは……午後は、全校生徒わずか12人の小学校の生徒たちと交流をしました。元気いっぱいの彼らに大学生、たじろぐ。とても楽しかったです。
最後に座禅体験。情報に溢れる社会から一旦離れ、自分の心が空っぽになる過程を静かに見つめることができます。お坊さんのお話も生で聞けますよ。
少しは興味が湧いてきたでしょうか。この村は、良いことばかりではない。限界集落としての実情、米農家の決して多いとは言えない収入。今こそ君も、ここでしかできない貴重な体験をしてもらいたい。そして私たちと一緒に考え、行動に移しましょう!
(M.W.)