今回のミッションは、「現地で日本製品の市場調査を行い、マレーシアマーケットを開拓せよ」。舞台は、アジア有数の世界都市、クアラルンプール。他大学の学生と3つのチームを形成し、これから日本が育てていくべき製品の企画及び、プロモーションの立案を行いました。ミッションを果たすため、事前研修では日本経済の特徴、強みについてリサーチ。論理的な思考、発想力を鍛えるため、ロジカルシンキングの手法についても学びました。果たして、現地では自分たちが企画立案した製品が受け入れられたのでしょうか?
異文化を「実践式」で学べた貴重な体験、そして大きな学び
「白い紙を販売せよ!」紙に付加価値をつけて現地の需要を考えた商品をチーム対抗で販売せよというミッションを研修初日の朝に知らされた私達は、Plan(計画)Do(実行)Check(確認)Action(行動)というPDCAサイクルを何度も繰り返し、3日間、商品製作や販売をしました。欲しいと思ってもらえる商品を考えるだけでなく、その商品をいかに上手にプレゼンテーションするかなど「営業」という普通の学生生活ではできないことを体験しました。また「その土地に住む人の価値観を理解することの難しさ」「交渉のための英語」など異文化を「実践式」で学べた貴重な体験でした。しかし、この研修での最も大きな学びは「根拠のある自信の付け方」でした。自分の考え方の傾向を知り、他の人の考え方も知ることで考え方のベクトルが今までにない方向に向き思考が広がり自信がつく。自分の考えを表現(商品化)して評価(売れる)され自信がつく。これからも「根拠のない自信」を「根拠のある自信」に変えるための努力をしていきたいです。
(国際教養学部 N.H.)
アワードで得た貴重な経験、学び
この研修では、普段の生活では味わえない貴重な経験ができました。現地の人とのコミュニケーションでは英語を使わなければならなかったのですが、どんなに文法が間違っていても一番大切なのは、伝えようとする気持ちなのだと思いました。マレーシアの人たちはみんな気さくで、こちらが話すと向こうも笑顔で対応してくださり、会話を楽しむことができました。海外で現地の人と話せたということが自信となり、研修後、外国人の方に話しかけられても臆することなく話せるようになりました。また、これをきっかけにもっと英語で話せるようになりたいと強く感じるようになり、英語に対するモチベーションも更に上がりました。それからグループでの話し合いにあたり、より効果的な意見交換の仕方を学べました。アイデアを出す段階では質より量を大事にし、思いついたことを吐き出すように意見を出していきました。取捨選択の判断の際には、代替案を出したり、アイデアとアイデアを結合して別の新たなものにしていくことで否定的な発言を避け、状況に適した選択をすることができました。今後もいろんな人と話す機会があると思いますが、今回学んだことを生かして積極的に発言していきたいと思います。
(文化構想学部 Y.O.)