Chair of the State of Qatar for Islamic Area Studiesカタールチェア

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事業概要

教員Teaching and Researching staff

本事業に主に携わるチェアプロフェッサー、准教授、助教の各1名を中心に、早稲田大学およびカタール大学の関連分野の教員が密に連携しながら事業を推進する。

チェアプロフェッサー アブドゥッラー・バーブード教授

アブドゥッラー・バーブード氏は、地域的・国際的な経験を有するオマーン出身の研究者です。ビジネスや国際関係を専攻し、MBA、国際関係学修士を取得後、ケンブリッジ大学にて国際政治経済学の博士号を取得しました。これまで、アジア、欧州、アメリカにおける諸大学や諸機関において教育研究に従事してきました。シンガポール国立大学(Middle East Institute)ならびにカタールのハマド・ビン・ハリファ大学(College of Humanities and Social Sciences)で訪問教授を歴任しました。また、カタール大学Gulf Studies ProgrammeやGulf Studies Centerの所長、ケンブリッジ大学のGulf Research Centerの所長も務めました。

教育研究では、国際関係、国際政治経済、特にグローバリゼーションや地域主義に焦点を当てきました。専門領域は、湾岸協力会議(GCC)の経済的、社会的、政治的発展およびその対外的・地政学的な関係です。また、国際的な研究機関やシンクタンクのメンバーを務めているほか、複数の学術機関の理事会や世界的な研究プログラムの顧問でもあります。加えて、国際ビジネスや国際関係に関する助言、トラックⅡの外交・紛争解決にも参加しています。幅広い出版を通じて発信し、国際会議・セミナー・メディアのスピーカーにも頻繁に招待されています。

アレクサンデル・マレト准教授

アレクサンデル・マレト(Alexander Mallett)はユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの歴史学学士号および中世学修士号、ならびにエディンバラ大学のイスラム教史学博士号(2009年)を取得しています。以後、バーミンガム大学、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ、エクセター大学、ライデン大学など、欧州の多数の機関に務めてきました。研究では、中世におけるイスラム教とキリスト教の関係を調査し、特にレバントにおけるフランク軍の植民地化時代の聖戦(1097~1291年)に焦点を当てています。出版物には、「Popular Muslim Reactions to the Franks in the Levant」(出版元Ashgate、2014年)、編集・著作した「Medieval Muslim Historians and the Franks in the Levant」(出版元Brill、2014年)、「Franks and Crusades in Medieval Eastern Christian Historiography」(出版元Brepols、2021年)、共同編集を行った5巻の参考文献「Christian-Muslim Relations. A Bibliographical History, 600-900」(Brill、2010~2013年)などがあります。エクセター大学の同僚と共著「Magic in Malta: Sellem bin al-Sheikh Mansur and the Roman Inquisition, 1605」(出版元Brill)が2021年中に出版される予定です。早稲田大学高等研究所での3年間は、エジプトの著作家アル=マクリーズィー(al-Maqrizi)のアイユーブ朝時代(1171~1250年)に関するアラビア年代記「al-Suluk」の編纂と翻訳に取り組みました。

沈雨香助教

沈雨香(シンウヒャン、Woohyang Chloe Sim)氏は、早稲田大学の教育学学士号および教育学修士号、ならびに同大学の教育学研究科にて博士号(教育)を取得しています。彼女の博士論文「What is Higher Education For? Educational Aspirations and Career Prospects of Women in the Arab Gulf」は、中東湾岸諸国女性の高学歴化に焦点を当て、彼女らの教育に対する意識と行動および将来展望を量的・質的研究手法を用いて調査・分析し、その進学動機と湾岸社会における高等教育の社会的側面を考察したものです。沈はアラブ首長国連邦のSheikh Saud bin Saqr Al Qasimi Foundation for Policy Research、ならびにサウジアラビア王国のKing Faisal Center for Research and Islamic Studiesにて客員研究員として湾岸地域でのフィールドワークを行ってきました。現在の教育・研究では、中東湾岸諸国における高等教育の現状とその社会的役割を中心に、教育を取り巻く人々の意識と行動、進路選択とジェンダーなどのトピックにも取り組んでいます。

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