中東における中国の影響力の拡大:日本への影響とは?
早稲田大学カタールチェアーは、第三回「マジュリス@
過去20年間、中国の中東に対する経済的・政治的影響力は急速に拡大してきた。中国は日本を抜いて中東最大のエネルギー輸入国となった。中国企業は、エネルギーや交通インフラから製造業、石油化学、新興技術に至るまで、幅広い分野で日本の企業と競争するようになった。また、米中間の緊張が高まる中、北京は中東における欧米列強の覇権を侵し、オルタナティブなパートナーとして自らを提示している。中東における中国の影響力の増大は、中東の地政学にどのような影響を及ぼしているのだろうか。この変化する状況の中で、日本はどのように自国の利益を守ることができるのだろうか。
カミーユ・ロンス 国際戦略研究所(IISS)研究員、バーレーン中東事務所所属。現在、台湾フェローシップ・プログラムにより台北に駐在。湾岸地域の政治・安全保障情勢を担当し、特に湾岸諸国と中国およびアジアの大国との経済・政治関係に焦点を当てる。IISSに勤務する以前は、欧州外交問題評議会(ECFR)に勤務していた。
日時: 2022年10月20日(木)
時間: 17:00-18:30
会場: 早稲田キャンパス, 3号館, 801教室