政治学、経済学、法学、社会学、歴史学、エアリア研究、ジェンダー研究などの多様な社会科学・人文分野を駆使してアジア社会・地域の統合の可能性を学際的に研究し、さらにアメリカ(北米・中南米)、欧州、環太平洋、アフリカ、中東など他地域との関係を強化する方法を探る。そして、そのような研究活動を通じて早稲田大学にアジアの視点からの地域研究および地域間研究の拠点を形成する。
地域間研究を通じて、アジア、アメリカ(北米・中南米)、欧州、環太平洋、アフリカ、中東などの地域間の差異や特異性を認めつつ、それらの地域を超える共有知(common knowledge)を発見し、または創出することに努める。そして、多様な機会を通じて共有知の制度化やルールづくりにつながる政策志向的な研究を行い、また、研究会や刊行物だけでなく、コース、講義・セミナーなどの多様な手段を通じて共有知やそれを制度化する方法を学部生や大学院生に教授する。
地域間研究を促進し、グローバル共有知の発見・創出を可能にするために、研究者のネットワークを基盤とした、実務家を含む早稲田大学全体に及ぶ交流の場を形成し、早稲田大学と国内他大学、早稲田大学と外国大学、早稲田大学と学外の団体やシンクタンクとの間で研究者・実務家の研究と交流を活発化させる。そして、これらの研究家・実務家の交流を通じて、若手研究者を積極的に育成する。
研究事業の展開を通じて、早稲田大学から地域間研究の理論と研究成果を発信し、それらを国際舞台において認知させる。