Social Innovation Seminar
インドの社会起業家来日。
マグサイサイ賞、シュワブ、Forbs、アショカフェロー、FastCompanyなど国内外から表彰されたGoonjの創設者。
各国から注目される新たな地域経済のモデルとは?
- 日時:9月7日(木)13時~14時半
- 会場:早稲田大学9号館5階558室
- 講師:アンシュ・グプタ氏 Anshu Gupta (Goonj創設者、CEO)
http://goonj.org/page_id=22834/index.html - 参加費:無料、どなたでもご参加できます。
- 通訳:逐次
- 主催:早稲田大学ソーシャル&ヒューマン・キャピタル研究所
- 共催:ソーシャルイノベーション・アカデミー事務局(一般社団法人DSIA)
- 申込み先:http://ptix.co/2uUnZEp ソーシャルイノベーション・アカデミー事務局
講演概要
グプタ氏は、都市部で不要になった布などの物資が、農村部では価値ある資源となることに着目し、それらを金銭の代わりに労働対価として付与するなど、独創的な取り組みで社会変革を起こしてきました。
このような非市場アプローチを用いた新しい経済モデルを構築し、供与の精神をインドに根付かせたことにより、Goonjの活動はインド全域に広まり、農村部の発展を後押ししています。
グプタ氏は数々の国際フォーラムで、世界中で問題となっているノンイシュー(見逃されがちな課題)について語り、相手をドナーや受益者としてではなく、「当事者」として扱えば、大きな問題は小さな取り組みによって解決できると説いています。
本セミナーでは、Goonjの活動がインド及び世界に与えた影響についてお話しいただき、この新たな経済モデルについて我々が学ぶことは何かを考えます。
講師プロフィール
アンシュ・グプタ (非営利団体 Goonj 創設者/CEO)
インドで「clothing man(衣服の人)」として広く知られる。大学でマスコミュニケーションを学び、経済学の修士号を取得後、フリージャーナリストを経て1998年に非営利団体Goonjを創設。
Goonjは「Cloth for Work」や「Not Just a Piece of Cloth」など、布材を使った独創的な開発モデルで知られている。
毎年農村で3,000以上のインフラ開発事業を実施し、水源の確保から道路の修復、竹橋づくりまで幅広く行っている。災害時には農村部のコミュニティを巻き込み、住民自らが緊急支援活動や復興事業に従事し、その対価として衣服を提供するモデルが高い評価を得ている。
2015年にはアジアのノーベル賞とも呼ばれるラモン・マグサイサイ賞を受賞。シュワブ財団やアショカ・フェローに選抜されたほか、『フォーブス』誌でインド有数の社会起業家として紹介されている。
Goonj ホームページ:http://goonj.org/