「イスラエル/パレスチナの政治・経済・国際関係の総合的研究」第2回研究会(2017年3月18日開催)
場所:早稲田大学120-4号館405
参加人数:6名
平成29年3月18日に早稲田大学にて2回目の研究会合を開いた。今回はイスラエルの政治・経済に関するテーマを扱うものとし、佐藤千景氏、辻田俊哉氏、そして濱中が研究報告を行った。
佐藤氏は建国後から1980年代までとそれ以降から現代までの経済構造および産業構造の変化を論じ、そのことが今日のイスラエル政治経済にもたらす意味について報告をした。辻田氏はイスラエルの事例を取り扱ってきた安全保障研究を概観し、自ら依って立つ研究アプローチの意義付けを論じた。濱中は選挙過程の分析を通じたイスラエルの右傾化を取り上げ、アイデンティティに基づく投票行動モデルの有効性を主張した。
メンバーは地域研究や政治学の知見を活用し、報告者と討議を行うことで、研究知見の深化に貢献した。
(文責 濱中新吾)